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2004年12月09日

Rock'n'Roll----John Lennon

[音楽--music ]

Rock'n'Roll----John Lennon

アメリカはニューヨーク、自宅であるセントラル・パーク72番通り「ダコタ・ビル」の前で
ジョン・ウィンストン・オノ・レノンが射殺されたのが
1980年12月8日。(日本時間だと12月9日)
殺害したのはマーク・チャップマン。
彼が愛読していた「キャッチャー・イン・ザ・ライ」。
ジョン・レノンは銃弾に倒れたが、その魂はこうしてレコードとなり
今でも僕らの耳に届いている。
記録されるということの不思議。
映画「ソウル・オブ・マン」でも
1930年代に記録されたレコードがあったおかげで
ふたりのブルースマンは60年代に蘇った、再び注目されることになった。
歴史に埋もれる多くの人・事。
その発掘作業は、ときとして地道なものとなる。あるいはいくつかの偶然の積み重ねか。
しかし、このレコードがあるかぎり
ジョン・レノンとロックンロールは強く結びついたまま深く安らかに記憶の中に眠るであろう。
忘れ去られた頃にそっと揺り起こされるために。

ジョンの魂に合掌。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2004年12月09日 09:40

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コメント

ジョン・レノンがニューヨークの自宅前で狙撃され死に至った時、セントラル・パークを挟んで反対側のアッパーイーストに住んでいました。
事件直後の夜、街中が彼の死を悲しんでいるようなムードに包まれました。市内をはしるバスの正面に座った若い女性は涙をいっぱいためていました。 日本を始めとして報道を通じて「だからニューヨークは危ないんだ」というコメントが多く出されました。 ニューヨーカーからは「ニューヨーク州は米国の中で一番厳しい銃砲所持規制法を持っている。マーク・チャップマンはハワイから銃を持ちこんだよそ者でありニューヨーカーではないんだ。」という叫びに似た報道への抗議もありました。 しかしその後まもなくして フロリダに旅した際に スーパーマーケットのショウウィンドウに100ドル出せば買える短銃や空気銃が飾ってあるのを見て驚きました。 それは運転免許証の掲示だけで買えると掲示がありました。国としての一元性をもたずにそれでも猛進しているアメリカ。 I HATE BUT I LOVE と 吉田ルイ子さんが表現したアメリカ。 ジョン・レノンの死は悲しみに満ちたニューヨークの情景とリンクして深く心に刻まれています。

投稿者 いのうえ : 2004年12月09日 10:41

2002年12月3日から28日まで、表参道交差点近くのギャラリー360°でオノヨーコ"FROM MY WINDOW"が開かれました。
セントラルパークが一望できる窓辺に置かれたテーブル、そのうえに水の入ったコップと血に染まったジョンの眼鏡の写真。
同じテーブルで談笑するジョンとヨーコの写真は記憶が薄れていくように、そのイメージもフェイドアウトしていた。

投稿者 iGa : 2004年12月09日 11:34

ジョンの命日ということで、友達から教えて貰ったのですが、パーフェクトサークルというバンドの「イマジン」カバーです。WEBにも書いてあるのですが、何の救いもない、絶望的なアレンジです。
PVも見ることが出来るのですが、ビデオは・・・「このビデオはテレビで放送できないよ」と話した後、葬送行進曲のようなピアノのイントロとイラクを攻撃するステルス爆撃機の映像で始まります。
ジョンの魂はいろんなものに形を変えて今も活動をしているようです。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20041018

投稿者 Lucha? : 2004年12月10日 13:17

「イマジン」を、今の世界で歌うということ。
その困難さが「絶望的」という表現につながっているのではないかと思いました。
「no heaven」のくだりは、Johnの歌うそれとは明らかに違う。
Johnの「no heaven」は「heaven」の概念そのものがない世界をイメージさせようとしたのに対して
ここでは「no heaven=hell」を見せつけようとしている。
Johnのイメージとは紙の表と裏のような違いをもったのが今の世界であるとしたら
それを憂えて暗く部屋でじっとして「死」を待つのか?
外にでて生き抜くのか?
大きな問い掛けが必要とされている時代です。
Johnの魂は僕らにどう問いかけてくれるのでしょうか?

投稿者 fuRu : 2004年12月10日 18:36