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2005年05月25日
雨 ame
[音楽--music ]
高校生の時(1980年代前半)にギターばかり弾いている日々をすごしていた。
ロックを聞き、自分で曲を作り、そしてジャズと出会って即興演奏に心引かれる。
当時はブライアン・イーノのアンビエントミュージックにも影響された。
ケチャが話題になった頃でもある。
そんな頃に作曲したのがこの「雨」という曲だ。
作曲したというにはあまりにもシンプルすぎると思われるが
マイルスのKind of Blueのシンプルさにも大きく影響されていたと思う。
ただし、考え方としてはこのテーマをもとに複数の演奏者が即興でヴァリエーションを演奏して
集団即興を行うように考えていた。
集団即興演奏については、やはりマイルスのBitches Brewに影響されていたと思う。
あらかじめ用意したヴァリエーションとしては
とか
である。
演奏者は他の演奏者のヴァリエーションを聴きながら自由に展開してゆく。
高校の時は、こういうことを理解してくれる友人もおらず
一人で多重録音をしてこのアイデアで遊んでいた。
大学のジャズ研で結成したバンドが、ギター2本にシンセサイザーとトランペットという、今考えるとありえない編成だったのだが、このバンドで学園祭にやったギグで、僕が考えていたような集団即興演奏が出来た。結局は、ジャズをちゃんとやるには僕の耳が悪かったことを自覚してジャズ研を1年で脱退し後は山登りにのめり込む。
ちなみに、この曲を作った頃には、もちろんテリーライリーのin Cなんて知るはずもなかった。
曲につけたタイトル「雨」についても、
大江健三郎の小説にインスパイアされた武満の曲もその頃は知らず
スティーヴライヒの曲も知らなかった。
雨の音というのはミニマルな音の原型なのかもしれない。
※新しいホームページで情報更新中!!
投稿者 furukawa_yasushi : 2005年05月25日 09:36
コメント
このエントリーは何を意味しているのか?
私はこの2つのフレーズを見て、偶然の楽しさを味わいました。
そして、これはもしかしたらfuRuさんが用意周到に練った計画なのかもしれしれない、とも考えました。
私の考えはこうです。
この2つのフレーズをfuRuさんがApple Loops形式のループデータにして、公開してくれませんか。
そこにはある程度の自由度を持たせたルールを付けて(例えばテンポは変更してもいいとか)ください。
その公開データをダウンロードした人は、GaregeBand2を使って自分の考えでこのモチーフを自由に展開してみるのです。完成したらfuRuさんに報告して公開するのです。
テーマはもちろん「雨」です。
これから梅雨にはいるし、時期的にも楽しいのではないかと思いました。
ブログでこんな実験音楽ができたら楽しいですね。ご検討を!
※新しいGaregeBand2では別のユーティリティを使わなくてもループデータを保存できるようになりました。
投稿者 栗田伸一 : 2005年05月25日 11:01
栗田さん こんにちは
ブログで実験音楽というのは面白い。
共同作業の場としてのブログの可能性ですね。
ところで、ガレージバンドを使った事が無いのですが・・・・。とほほ。
投稿者 fuRu : 2005年05月26日 09:41