af_blog

兄が長岡ニュータウンに家を建てて
両親がそちらに引っ越して10年以上になる。
それきり、高田の街は私からはずいぶんと遠いところになってしまった。
今回は、それでも25年ぶりということで足を伸ばしてみた。

300人以上の同期生のうち、出席していたのは60名ほど。
知っている顔が少ない。あらためて高校時代の交流の狭さを知る。

それでも、知っている顔を見つけては話も弾む。
同期生は様々なところで活躍している。

1年の時に同じクラスだった女性は
その頃からピアノがひくのが好きでピアニストになりたいと言っていた。
ピアニストなんて雲の上の仕事だよね、なんて思いながら聞いていたのだけれど
彼女はプロの演奏家になっていた。
あとで調べると、伴奏者としての評価はかなり高い。
小柳美奈子さん。
CDもたくさん出している。

落語家もいる。
こちらはK君が上越市での後援会をもり立てていたので知っていたのだが
三遊亭白鳥といえば、落語会の革命児。
テレビでも何度か姿を見かけたことがある。
その彼の寄席（独演会）のCDをK君の車の中で聞かせてもらったが、これがなかなか面白い。
話芸としてしっかりしているし、新作ものとしても話の大きな流れがしっかりしている。

その他、精神科のお医者さん、整形外科のお医者さん、弁護士さんも。
熱血高校教師をやっているやつもいた。

同期生の活躍は腹にどすんと効くボディブローのように響いてくる。
私も建築家の端くれとして地味ながら活動させていただいているが
もっと、がんばろうと、はげみになる。

こうして、2006年の年末は更けていったのであった。

＜蛇足＞
二次会の時にとなりに座った女性からは
「高校の時、かっこよかったんだよ。」
なんて言われて、びっくり。
「あの頃、もてたでしょう」
「とんでもない。ぜーんぜんだよ。でも、そんなこと、その時に言って欲しいよね。」
「なんか、でも、近づきがたい存在だったんだよ。」
そうですね。高校生の頃の私は、いつも、小難しいことを言っていたし、笑顔をを見せるなんて素直に出来なかった頃です。近づきにくい存在だったことは認めましょう。お尻の青い硬派だったんだな、きっと。
でも、そうかあ、かっこいいなんて言われたの、初めてだな。
なんだか、ちょっと良いことあった、そんな感じでした。