« Alone Together---Jim Hall & Ron Carter | メイン | 7歳 »

2007年03月21日

尺八とギター@中村彝アトリエ

[建築--architecture ,音楽--music ]

今日は、下落合に現存する「中村彝アトリエ」にて
尺八とギターの演奏会がありました。
普段は、なかなか拝見できないアトリエの内部まで見学できる機会ということでもあり行ってきました。
尺八の演奏は、以前に三春堂ギャラリーでも聴かせていただいた岸本先生。
ギターは蓮見昭夫さん。
緑に囲まれた「中村彝アトリエ」の中庭にお二人の優しい響きが天まで届くようでした。

せっかくですから、演奏会の前にアトリエを見学させていただきました。

なんと言っても、北側にもうけられた大きな開口と天窓から、やさしく差し込む光が印象的です。
天井の高さと窓の大きさ、天窓の配置が絶妙で、ほんとうに心地よい光の環境が出来ていました。
こんなアトリエは誰もがうらやましい、じつに豊かな空間でした。

さて、演奏会に先立ち、「中村彝アトリエ保存会」事務局の北沢さんより挨拶とアトリエの説明がありました。

070321-tsune-04.jpg

つづいて、同じく事務局の安藤三春さん(三春堂)の挨拶。

070321-tsune-05.jpg

そして、アトリエの中庭に素敵な響きが。

演奏会が終わり、アトリエには再び静寂が戻っていました。

我々人間たちは、その後、三春堂ギャラリーに集まりワインを頂き歓談に。
面白かったのは、参加された方々が口を揃えて
あの場所に、霊的な力を感じたというのですね。
たしかに、尺八とギターの音色は、想像を遙かに超えてあの場所に響いていたと私も感じました。

<過去の記事>
中村彝のアトリエ@下落合


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2007年03月21日 17:30

コメント

おはようございます。
早速、素敵なお写真ですね!
不思議な力(?)と相俟って何とも言えない響きでしたね。
パワフルな岸本先生、次は何を呼び寄せるでしょう。

投稿者 わの : 2007年03月22日 08:12

早速、「中村彝アトリエ保存会」のためのチャリティライブの
ご紹介ありがとうございました。
あの場所での不思議な、そして特別な空気感が、furuさん
の写真で伝わってきて、嬉しいです。
これからも、アトリエ保存にお力を貸してくださいね。

投稿者 miharu : 2007年03月22日 08:36

わのさま
久しぶりにお会いできまして嬉しかったですよ。
そういえば、以前にお会いしたのも岸本先生の尺八を三春堂ギャラリーで聴かせていただいた時でしたね。ほんと、岸本先生はスピリチュアルな方です。空の方に、何かいたような気がした、というのが良かったですね。

投稿者 fuRu : 2007年03月22日 09:29

miharuさま
今回も素敵な会にお呼び下さいましてありがとうございました。
「中村彝アトリエ」も、保存の方向で進み始めたと言うことで、一歩踏み出したというところでしょうか。
やはり、あの場所の魅力というのは、確かにあって、このまま壊されてしまうのは、あまりにもあまり。今回のチャリティライブはその魅力を多くの人に知ってもらう良いチャンスだったと思います。わたしも、今回、アトリエを実際に拝見させていただいて、その何とも言えない豊かさに心打たれて帰ってきました。
保存会でお手伝いできることがありましたら、微力ではありますがお手伝いさせていただきたいと考えております。

投稿者 fuRu : 2007年03月22日 09:34