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2007年08月24日

「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」からの声明

[報道・TV--topics ]

ご存知のように新潟の刈羽原発は新潟県中越沖地震の被害に遭い運転を停止しています。
東京電力は1-2年後の運転再開を目指しています。
しかし、その安全性についてちゃんとした議論が行われているとは思えません。
「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」はこの事態を重く見て
8月21日に声明文を発表しました。

その声明文が「はんげんぱつ新聞」に掲載されています。
【声明 : 東京電力柏崎刈羽原子力発電所の閉鎖を訴える】

声明文の中で興味深かったのは
原発は安全な地盤のところに建てるべきであるわけですが
今回の地震で刈羽原発の建つ敷地周辺は安全でないと証明されたのだから
刈羽原発の運転再開は不適当である、というものです。
まさに、正論ですね。

ちなみに、「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」のメンバーである
田中三彦さんは、このブログでも紹介した事のある
「原発はなぜ危険か」の著者であります。

「原発はなぜ危険か」-田中三彦


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2007年08月24日 09:00

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» 「もう日本で原発は造れない」 from aki's STOCKTAKING
最新の週刊朝日9月7日号 柏崎刈羽原発被災からの教訓 データ改竄、メーカーのおごり… 現役原発設計技師が警告 「もう日本で原発は造れない」 柏崎刈羽原発を... [続きを読む]

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コメント

ボクは自然が大好きだから、原発反対って単純頭なんですが、
科学者たちが科学的に原発反対って、こういう流れが出てきた
ことを本当に嬉しく思います。

投稿者 tak : 2007年08月24日 09:22

私の父の実家が「福島第二原発」のある、双葉町です。
親戚の話を聞いてると、住民は住民でこのおかげで潤っていることもあり、
声を大にして、反対とは言えません。
しかし、今回の柏崎の地震で、不安に思っているのも事実です。
日本海には小さな原発もたくさんあり、その界隈はやはりその恩恵で暮らしています。
両方向を知ると、なかなか難しい。わたしはそんな思いです。

投稿者 nishio : 2007年08月24日 23:27

いまの日本って、ゴチャゴチャした都市を離れても、本当に自然の美しい場所には原発やゴミ処分場、のどかな過疎地には排水が(環境ホルモンなどで)問題になりがちな工場があったりしますね。...なんだか考えちゃいます。中国にボカスカ建っている原発も、気になるし....。

投稿者 kadoorie-ave : 2007年08月26日 01:57

みなさま
私は原発について、まったく賛成でも、まったく反対でもありません。
ただし、チェルノブイリの大惨事の後、何十年も土地が汚染されている事実からすれば
万が一があってはならない原発について、特にその安全性のことがあまりにも議論されないし、報道もされないということについて、大きな疑問符を持っているのです。
原発を誘致した人が潤うかどうか、そんなことはどうでもいいことです。潤ったからといって土地の人を非難するのは勘違いもはなはだしいですよね。
問題は、それほど危険なものを、国民の多くが、そのリスクを承知してその恩恵にあずかっているのかどうかだと思います。
ヨーロッパのある国のように国民投票で、原発を作るかどうか決めるくらいしないとだめではないか。東京電力も東北電力も突き詰めてゆけば一企業でしかないということ。そういうことも含めてもっと議論されるべきだと思って、この記事をエントリーしました。

投稿者 fuRu : 2007年08月26日 17:06