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予想外と言っては変ですが
会場を埋め尽くしていた人びとの平均年齢が高かった。
一人参戦したおじさんの孤独を感じなくてすみました。

メンバーが多彩な楽器や機械を操作していて変幻自在なステージ。
フラッシュライトも見事に曲にあわせてプログラミングされていました。
そんな複雑な構成で、毎ステージのセットリストを変えてくるという
これはもう「偏執」と言っても良いこだわり。
そのこだわりは、同じことの繰り返しになりがちな長い長いコンサートツアーで
演奏することの鮮度を保ちたいからだったのでは、と想像しています。
それゆえ、他に代え難い、心地よい緊張感がステージの根底にあったと思いました。

やはりただ者ではない彼ら。

曲も素晴らしいけれども、それだけではない。
演奏すると言うこと。オーディエンスと常に向き合うと言うこと。
ステージで演奏できないなどとサジを投げるような曲は作らないということ。

これは、とかくスタジオワーク中心になってしまうことによって音楽から奪われそうになる根源的な音の力の復活を目指しているからなのだと、私は考えます。

結論

Radioheadはライブバンドであった。
いやいや、音楽というものはライブでしかありえないもの。
音楽という場、音という場を創造する彼らの姿は　いたく感動的なものでありました。

set list（idiot computer - RADIOHEAD fansite in Japanより）

01. 15 Step（トム「コンバンハー」）
02. There There
03. The National Anthem
04. Lucky（観客の声援に応えてトム「僕も愛してるよ、ダーリン。」）
05. All I Need
06. Nude
07. Where I End and You Begin（トム「ドウモアリガト」）
08. The Gloaming
09. Weird Fishes/Arpeggi
10. Videotape（トム「ドウモアリガトウゴザイマス」）
11. Talk Show Host
12. Faust Arp(トムがジョニーを紹介、ジョニー「ハジメマシテ！」プレイ後間もなくタイミングがあわずトム「もう1回やろう」→仕切り直して再度プレイ)
13. Jigsaw Falling Into Place
14. Idioteque
15. Climbing Up The Walls
16. Exit Music
17. Bodysnatchers

＜アンコール1＞
18. House of Cards
19. Bangers & Mash（トム「オハヨウゴザイマース」）
20. Paranoid Android
21. Dollars and Cents
22. Street Spirit

＜アンコール2＞
23. Cymbal Rush
24. Reckoner
25. Everything In Its Right Place

ステージに最初から掲げられていた
チベットの旗を見て
もうそれだけで"Love"なのであります。

覚え書き
Nゲート　400レベル　1列　237番