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2009年02月17日
KONITZ MEETS MULLIGAN
[ジャズ--jazz ]
Konitz Meets Mulligan
1953年1月録音
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まずはジャケットの軽妙な美しさに惹かれ
出てくる音の斬新さに「クール」な気分になり
録音された年代を見てびっくりします。
マイルスがリーダーとなって録音した「クールの誕生」の元になったバンドが1948年。その後、1949年から1950年にかけておこなわれたスタジオ録音があの名盤になるわけですが、その後マイルスの足跡をたどるとハードバップの道まっしぐら、ということになります。
ソニーロリンズのデビューが1951年。その後、ロリンズは破竹の快進撃を続け、世の中はハードバップ一色となります。
ジャズの歴史をひもとけば、いくらでもそこで繰り広げられた成功物語を目にすることが出来るでしょう。
その、ハードバップ一色の時代に、このような演奏が録音されていたということに驚いたわけです。
1950年代。ハードバップがマンネリの道をまっしぐらに進んでいたとき、こんなにも斬新な音楽が生まれていた。この流れの先に、1964年のBill EvansとJimHallのデュオがありますが、この10年以上の歳月は「空白」の時間としてジャズの歴史に存在していると思いました。
ジャズの初心者にはおすすめできないかもしれないけれども、1950年代のもうひとつの顔を知る興味深いレコードです。
当日の様子はコンプリート盤としてCD化されていました。
※新しいホームページで情報更新中!!
投稿者 furukawa_yasushi : 2009年02月17日 11:50
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