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2009年09月01日

「日本の統治構造」---飯尾潤

[books ]

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「日本の統治構造」
著:飯尾潤 中公新書1905
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官僚内閣制から議院内閣制へ。日本の政治が時代の転機を迎えようとしています。
2007年に書かれたこの本は、議員内閣制はともかく、官僚内閣制ってなに?という疑問にも優しく答えてくれる本であり、それだけではなく、国を治める政治の運営における組織論としてこの本は書かれています。歴史を振り返り現在を見直す。
ずいぶん前に読んだのですが、今紹介するにふさわしい本だと思い取り上げます。
カフカ的迷宮のような日本の官僚内閣制。
その官僚内閣制がどうして日本に根付いたのか、そしてその問題点は何か、論旨も明快で文体も平易です。そして、官僚内閣制の問題点として日本の政治の「権力核」の不在に到着します。
これから、日本という国における最良な「権力核」を実現する事は出来るのか、一人の国民として注目してゆきたいと考えています。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2009年09月01日 09:40

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コメント

いっぱい本を読んでいて、偉いね~。感心します。

投稿者 nt-lab : 2009年09月02日 07:05

nt-labさま
まだまだ、ぜんぜん、です。
ちなみに、この本は泉さんからのお薦めでした。

投稿者 fuRu : 2009年09月02日 09:16