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カサベテスの名前を知ったのはジム・ジャームッシュのインタビューだったでしょうか、それともヴェンダースのインタビューだったでしょうか。アメリカでインデペンデント映画という世界を開拓した精神的支柱。もちろん、ヴェンダースやジャームッシュに与えた影響は大きいものがあるでしょう。
脚本から監督、制作にいたるまで自らの手で成し遂げるため、作家主義と理解されているところもあるようですが、反ハリウッドといった方が良いような気がします。
とかく大資本とのハネムーンで成り立つ世界だと思われがちな映画ですが、そうではないもう一つの映画のあり方を、自らの生き様として示した人物。
俳優としても有名ですが、俳優業で得たギャラはそのほとんどを映画制作につぎ込んだという伝説の人物でもあります。
実はボックスセットを予約したのですが「フェイシズ」は持っています。ときどき見るのですが、映像の粗削りさが実に新鮮で生き生きしていると感じます。一部の評論家は、その粗っぽいところを、未完成であるとして批判しているようですが、それは的外れかなと思います。

少し先になりますが、届いたらカサベテスの世界をじっくりと味わってみたいと思っています。

○カサべテス（Wikipedia）

◯OPENING NIGHT----John Cassavetes（2010年3月8日）