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2009年11月15日

ホームインスペクター

[a-家づくりについて---house_making ]

日付が変わって昨日になりますが、「日本ホームインスペクター協会」の平成21年度「ホームインスペクター資格試験」を受けてきました。事前講義が約一時間半に試験が一時間半でした。
「ホームインスペクター」とは「住宅診断士」と訳されます。具体的には中古住宅を購入しようとしている人たちに対して、その中古住宅の診断をして専門的なアドバイスをする人です。今までは、建築士などがその役割を担ってきましたが、業務として明確な位置づけはされていませんでしたので、この資格を設置することで、職務と職責について明確にしてゆくことが目的だと思われます。
家の履歴書の整備も住宅診断も、中古住宅の流通をもっと活性化しようと言う動きになります。
消費型の住宅政策から蓄積型の住宅政策へ。長期優良住宅、200年住宅という流れと同じ流れにあるものです。

さて、インターネットでこの試験を知ったのですが、なんと今回の試験が第一回目。ということで、過去の問題もありませんし、HPには出題範囲は出ているものの広すぎて何を勉強したら良いのか、さっぱりわかりません。ホームインスペクターという立場も職責もはっきりわからないのですから困ったものです。
結局、どんな問題が出題されたかと言いますと、事前講義での内容がおよそ半分。建築の実務に関することで木造住宅の部材や工事のこと、建築士法のことなどが残り半分というところでしょうか。
私は東京都に登録してる耐震診断士ですので、耐震診断の依頼を受ける時は、その中古住宅の状況を全体的に診断することも行っています。そうした事前診断に当たる業務で耐震診断まではやらない診断を「住宅診断」という業務として正式に位置づけようというのが、このホームインスペクターという資格だと思いました。

さて、では試験の方はどうだったかと言いますと、特に勉強していなくても8割くらいはわかったかなと言う手応えです。
結果は12月の中旬に発表とのこと。せっかく受験したのですから合格していると良いなあと思っています。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2009年11月15日 03:00

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