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2011年07月28日
Third Round---Manu Katche
[ジャズ--jazz ]

Third Round---Manu Katche
2010年録音
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打楽器は面白い。仲間が「ポン!」と叩けば「ポン!」と返す。「ポン!ポン!」とくれば「ポン!ポン!ポン!」と返す。コールアンドレスポンス。音と音との共鳴、共振、ひとつのうねりがうまれます。それだけ、プリミティブな世界が太鼓にはあるのです。だから、最初の一音が魔術のように心を捉えて離さないような太鼓の響きが世の中にはあるのです。
マヌ・カッチェの太鼓の一音は、まさに魔術師の杖の一振りのようです。何か、その一音ですべてが根源にまで引き摺り下ろされて、みんながみんな、平等な舞台に立つ。もうそれだけがすべてになって、ここで演奏されている音楽がジャズだとかフュージョンだとか、まあそんなことはどうでも良くなってしまう。というのが、これまた、マヌ・カッチェの魔術と言えるのではないでしょうか。
マヌ・カッチェの太鼓の響きに身をまかせ、大きな大きなグルーヴに身を横たえる悦びがここにはあるのです。
<蛇足>
Art Ensemble of Chicago もバーカッションが加わってからのほうが より人の心に訴えるようになったのですが、それは、太鼓をたたき合うことが人としてとてもプリミティブな行為なんだからに違いないと思ったりします。
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投稿者 furukawa_yasushi : 2011年07月28日 11:45
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