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2006年04月30日

1円

[いろいろ--misc. ]

これ、ぜんぶ 1冊1円でした。

「1973年のピンボール」文庫本
「羊をめぐる冒険」ハードカバー、と言う時期が
僕の村上デビューだったんです。
もちろん、「ノルウエイの森」も「ダンス・ダンス・ダンス」も
初版(第一刷)で買いました。
でも、一時期の村上離れの時に、人にあげちゃったんですね。

それで、最近の個人的な村上春樹ルネッサンスで
やっぱり、ハードカバーを買い直そうと思ったわけです。

amazonのマーケットプレイスをなにげに覗いていたら
結構、出品されていることを発見。

いやいや、それにしても、1冊1円とは思いませんでした。
実際は送料が340円かかりますから、出費としては341円なんですが
それでも、考えてしまいます。
ちなみに、中にはBookOffが出品しているものもあって
こちらは、たぶん店頭では1円では売っていないでしょう。

蛇足ながら、商品の状態は、多少の汚れはありましたが
全て、なんの問題もない程度です。
普通の古本屋さんでもワゴンセールのような扱いになるような品物ではありませんでした。

でも、どうして1円なんでしょう?
そんな商売ってなりたつんでしょうかね?

○「ノルウエイの森-上
○「ノルウエイの森-下

○「ダンス・ダンス・ダンス-上
○「ダンス・ダンス・ダンス-下

などと、ぶつぶつぼやいていたら
ある方から教えていただきました。
書籍というのは再販制度というのがあって、実は予想される販売数よりもかなり多めに印刷するらしく、
当然売れなくて返品されてきた本の山ができるのだそうです。
そうした本は保管費用が馬鹿にならないわけで、そんなことにコストをかけるくらいならば
ただで出しても良いというようなこともあるようです。
村上春樹のこれらの本は、奥付を見ればあきらかに返品されたものではないのですが
すでに流通が停滞している商品なのでしょう。
古本として、かなり程度の良いものはどんどん入ってくるけれども、さばけなくて在庫が増え続けるような立場の商品なのかもしれません。もし、そうだったら、倉庫で保管しても保管費用がどんどんかさばってゆくばかりでしょうし、たぶんゴミとして出すと産業ゴミと言うことになって処理費を負担しなくてはならないはずですから、それだったら1円でもいいから出した方がコストがかからないということになるのかと思いました。
考えれば考えるほど、変な世の中ですね。

投稿者 yasushi_furukawa : 2006年04月30日 21:15

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コメント

京都の杏です 
ひさしぶりに こちらにきたら ダンスダンスダンスで びっくり

私もことしから ブログはじめました

4月に、村上春樹のこと 少し書きました
http://miteikou.exblog.jp/m2006-04-01#1834318

投稿者 杏 さだ子 : 2006年05月01日 23:10

杏さん お久しぶりです。
そうです、「ダンスダンスダンス」です。
再読を完了したばかりのところです。
昔読んだときには見えてこなかったことがいろいろ見えてきて面白かったです。
かなり、深い小説ですね。

投稿者 fuRu : 2006年05月02日 01:25

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