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2006年08月26日
「「間取り」で楽しむ住宅読本 」---内田青蔵
[00-家づくりについて---house_making ,books ]
「「間取り」で楽しむ住宅読本 」
著:内田青蔵 光文社新書189
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戦前から戦後にかけての、貸家から持ち家への変遷をふまえ
住まいの中で間取りというものがどのように考えられてきたかを紹介している。
章立てで「玄関」「居間」「台所・食堂」「客室」「子供室」「寝室」「トイレ・浴室」と、それぞれの部屋について、歴史的な視点から、変わったもの変わらないものについてふれることによって、間取りっていったい何なんだろうという問題を、われわれに投げかけてくれる。
こうした歴史的な視点は、これから、家を作られる方には、常識にとらわれない自分にあった間取りを考えるきっかけを与えてくれるだろう。また、僕ら、間取りを考えることを仕事としている者にも興味深い内容になっている。
<覚え書き>
1910年代から20年代 欧米化政策 住まいへの意識高まる 和洋折衷をどうするか
1921年 「住宅組合法」建設資金の貸し出し 後の住宅金融公庫 持ち家政策はじまる
1922年4月から7月 「平和記念東京博覧会」---文化村 後の文化住宅モデルハウス
・貸し屋率の変遷
1922年---93.3%
1941年---78.2%
1968年---約40%
住まいの中心はどこか?
客間から居間、そして今はどこかという問いかけ。
投稿者 yasushi_furukawa : 2006年08月26日 01:00
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コメント
この本は読んだことがないのですが、昔NHKのプロジェクトXで
田の字型(2DKの先駆?)の公団規格のマンションを開発した時の話を見て感動した覚えがあります。
その当りの話もでてますか?
投稿者 BBQ : 2006年08月29日 21:58
BBQさま
そうでしたか、プロジェクトXでそんな番組があったのですね。
残念ながらその放送は見ていませんが、
この本は、僕らが家づくりに際して当然思い浮かべる各部屋について
それらが、本当に昔からあったのかとか、そういう視点でもう一度疑問に思ってみようか
という本です。
ですから、残念ながら、公団のマンションの話は出てきません、です。
投稿者 fuRu : 2006年08月30日 10:06