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2006年07月16日

でじいち K100D

[K100D ,道具--tools ]

うーん、すごいなあ。
やっぱり、こういう入門機でもぜんぜん違うんですね。

GX8の800万画素の精細さには、ほんと素晴らしいと感心するばかりなんだけれども
いかんせんCCDが小さいためか感度が悪く、ちょっと暗い場面ではその精細な描画能力はまったく機能しない。
おまけに、感度の悪さは、いまどき他所さまでは標準装備化しつつある、手ぶれ補正機能が付いていないということが追い打ちとなり、ストロボを基本的に使わない僕などからすると、手ぶれ写真の量産という事態に。
まあ、手ぶれは良い。自分の撮影技術の問題でもあるからだ。でも、感度が悪くノイズが入ってしまうことだけはいただけない。
というわけで、GX8を愛しつつも、もっと違う道具としてのカメラを願うようになる。

それと加えて、やはり、いくらレンズの性能が良いとはいえ、コンパクトデジカメはコンパクトデジカメでしかない。アースダイビングで「塔の家」を撮ってみても周囲のゆがみが気になって仕方がない。
CD_Houseの竣工写真もGX8で撮っているのだけれども周囲のゆがみはいただけない。
masaさんのカメラのファインダーを覗かせてもらって、そのゆがみの少なさに感動してしまっていたりすると、コンパクトデジカメの無力さを痛感してしまう。

さらに、
GX8では望遠側が、やはり弱い。
望遠が欲しい、というのは、たとえば、子供の運動会などで遠くにいる被写体をアップで撮りたいなんて思うからである。コンパクトデジカメでも望遠側に強い機種が人気なのはそのために違いない。
しかし、望遠をのぞむならば、そこには手ぶれの恐怖がますます迫ってくるということになる。

となると、優れたレンズが選べるデジタル一眼レフということになってくるのは必然か。
デジタル一眼のレンズには手ぶれ補正機能付きのものもあるしね。

というわけで、数あるデジタル一眼を並べてみて、自分に合うのはどれだろうかということになる。

こういうの考えるのはいつも楽しいですね。
気分はデジ一購入モードですからなおのこと。

まずは、我が身をよーく省みて
CANON 20Dもしくは30D
NIKON D200など、ハイアマチュア機、(というかほとんどプロユース?)については、あっさりとあきらめました。

レンズ含めて20万円スタートというのは、さすがに僕にとってはレベルが高すぎるのですね。
我が身をよーく省みております。

それで、ひとつレベルを下げてみる。
そこには、CANONのEOSキッスとかNIKONのD70とかD50が待ちかまえております。
(コニカミノルタの流れをくんだαシリーズはSonyなので却下)


↑といいながら、このカメラに積まれたCCDがSony製ということが発覚。墓穴掘ってるね。あまりSonyに批判的になるのはやめようと思いました。<追記07.20.>

僕はもともと銀塩カメラでもNIKONのFEというのを使っていたので
ここはD70とかD50に落ち着くのかなと思いながら
実機にさわってみるべく量販店に行ってみるわけです。

ずいぶん安くなっていますね。
D70なんてレンズキットで12万円くらいだったでしょうが、今では10万円を切っておまけにポイント付き。
展示してある実機を手に取り、あれこれいじりながらシャッターを切ってみたり。

そのときです。
ふと横を見ますと、レンズ付きで5万円台というのが目にとまりました。
ペンタックスかあ。
そういえば、ファインダーを覗いたときの感じはかなり良いとどこかに書いてあったと思いだし、
試しに覗いてみましたら、いやはや、これはこれは。
ペンタックス、俄然急浮上です。
本体に付いている液晶モニターが2.5インチで大きくて見やすいのも好印象。

さっそく、家に帰って、急浮上してきたペンタックスについていろいろ情報を集めてみますと
これが、なかなか評判の良いカメラであります。
そして、まもなく発売の新機種にはカメラ本体に手ぶれ補正機能が付き、AFの感度もぐっと上がっているそうな。その新機種もレンズキットで8万円(税込み)。なんと10月まで、1万円のキャッシュバックもあるとのこと。ペンタックス、巻き返しを図っておりますね。

いつもは、初物に対しては慎重なんですが、今回の新規開発の手ぶれ補正なんてどうなんでしょう。と思いながらも注文していました。7月14日発売でその前日に注文して発売日には手元に届いておりました。

というわけで、

K100D

です。

すでに、いろいろ撮ってみたりしています。
RAWデータの取り扱いは初めてなので、どうしたものか試行錯誤中。
しかし、画面の色の深さなど、まったく違う画像が撮れていることには感動しました。
ブログで公開するときには画質を落としていますから、その辺のことがうまく伝えられないのが残念ですね。


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2006年07月16日 10:20

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コメント

いい選択ですね!
事後報告ということは、最近の写真はK100Dで撮影したものがでてきていたんですね。
朝顔もそうかな?

この夏に発売される予定のSIGMA「8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE」は、デジタル一眼レフカメラに対応したオートフォーカス対角線魚眼レンズでペンタックスにも対応するはずです。
実売価格では4万円台も可能かも。

いずれにしても、いろいろ可能性が増えて楽しみですね。

投稿者 栗田 : 2006年07月16日 11:03

栗田さん すばやい反応に嬉しいです。
まだまだ使いこなしていませんが
ちょとさわった感じでは、ペンタックスのコストパフォーマンスの高さには嬉しくなります。
ちなみに、「なつぞら」はペンタックスですが
「あさがお」はCoolpix4300です。
生データで比べると色の深さの違いに圧倒されます。
4300もコンデジの中では色の深みという点ではなかなかだと思うのですが、もうそれは世界が違うということでしょう。
レンズについては、広角側でゆがみの少ない、かつ明るいレンズをまずはと思っていますが、さすがに良いレンズは高いですね。もちろん、魚眼も視野に入れております。栗田さんが書かれているシグマは良さそうですね。4万円台かあ。そそられますね。

投稿者 fuRu : 2006年07月16日 11:14

僕もペンタックスのファインダーの良さはすごく気に入っています。
他社と比べると見やすくっていいですよね♪

あと僕も基本はRAW撮りです。
ネットで見る分にはあまり解りませんけど、
フルサイズの写真を見ると違いのすごさがわかります。
1枚1枚現像する手間と、
結構PC自体や、モニターの能力も必要になってくるので
ハマると危ないですけどね…。笑

投稿者 ひなよし : 2006年07月16日 12:04

でじかめ仙人のひなよしさん、どうもっす!
ひなよしさんも、ペンタックスでしたっけ?
いやいや、某編集座のikeさんといい、某タケワキの専務さんといい
けっこう、ペンタックス持ってる人、多いですよね。
プリズム使ってた前機からペンタミラーというものになりはしましたけれども
ファインダーの良さは良いですね。
値段が一番安かったというのが大きいのですが、安いだけでは買おうとは思わなかったです。
このファインダーがなかったら買わなかっただろうなあ。
RAWデータの良さはわかってきましたが、いかんせん処理の時間と、データの保管をどうするのかが問題です。
CDでは間に合わないから、DVDに焼くしかないでしょうね。
ひなよしさん どうしてるのかな?

投稿者 fuRu : 2006年07月16日 12:53

やはりちがうね、最近の写真。僕の友人のページ「森と川を歩く」でも一目瞭然。
重い、大きい、すぐ写せない....とデメリットも多いが、やはり結果がここまで違うと考えさせられますね。銀塩カメラ時代あれだけこだわった写真なのに、デジタルなら何でもいいという....
この辺が反省だね。

投稿者 shin : 2006年07月16日 18:26

僕はチョットマニアックなSIGMA・SD10です。笑
コレのファインダーはすごく見難いです…涙
いろいろ使っていくと良し悪しが解るもんですね。
一眼はどうしても自分の目で見て撮ることになるので
ペンタックスのファインダーはすごく羨ましいです。

データ保管、僕の場合は
専用HDを1つ用意してます。
写真を撮れば、1日に1GBは撮ってしまうので、
保管場所を考えると…、
すごいデーター量になってます。笑

投稿者 ひなよし : 2006年07月16日 18:43

shinさんも、どうですか?
こうしてブログに紹介する場合だと、それほど違いはわからないですが、パソコンの画面で見ているとあまりの世界の違いに、たぶんもう戻れないでしょう。重い大きいというのも、ペンタックスならそれほどでもありませんよ。僕がペンタックスを選んだ理由の一つがその大きさと重さです。それでもコンパクトデジカメに比べれば大変な大きさでありますが、これだけ写りが違うと、苦にならないと思えるほどの違いです。お試しあれ。

ひなよしさん
SIGMA・SD10、そうでしたよね。
SIGMA・SD10は三宅岳さんも使っているカメラです。渋いですよね。
それにしても、専用のHDでは近いうちにデータがあふれてしまいますね。
ちなみに600万画素のこのペンタックスでRAWデータは一枚10MBほどになります。100枚撮ったら1GBだあ。おそろしい。こういうデータのことを改めて考えると1000万画素クラスのデジカメのRAWデータって、少なくとも僕にとっては現実的ではないです。

投稿者 fuRu : 2006年07月16日 20:34

ほ〜。
fuRuさんがペンタックスを買ったなんて。嬉しいな。
私はDSⅠですよ〜。
ペンタックスは小さくてカメラらしいデザインが気に入っています。
まだまだ使いこなしてないけど、来週のお祭りを夜景モードで撮影してみるつもりです。

投稿者 reirei : 2006年07月16日 23:53

おおおっ!
reireiさんもペンタックスですかあ。
僕も嬉しいですねえ。
ほんと、かわいらしい感じで良いです。
僕のK100Dは一回り大きい感じで、逆に僕の場合ちょうど良かったりして。
今度、撮りくらべっこしましょうね。

投稿者 fuRu : 2006年07月17日 18:46

fuRu さんのニーズに合った選択、結構でございますですね。
「K100D」の開発者に聞く、という記事が ITmedia にでていました。なるほど、と思いました。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0607/18/news052.html

投稿者 AKi : 2006年07月18日 15:32

AKi隊長
コメントありがとうございます。
さっそく、ご紹介の記事を見てきました。
小学生になった子供と、良いカメラの関係は揺るぎないものがありますね。
僕が記事で書いていたこと、そのままではないですか。
消費者と開発者の強いつながりは、開発者が優良な消費者であることから始まる、っていうことですね。

投稿者 fuRu : 2006年07月18日 20:19