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2006年10月15日

yano makoto@Miharudo GALLERY

[いろいろ--misc. ,音楽--music ]

毎月第二土曜日は
三春堂ギャラリーで「土曜喫茶」として
かずさんがいれてくださるコーヒーが楽しめます。
昨日も、仕事が一段落したあとで「土曜喫茶」に出かけてみました。
そうしましたら、三佳純子さんの一日だけの個展が開かれていました。
突然決まったとのこと。
そして、会場に流れていた音楽が矢野誠さんの「あむ」。
おお!矢野誠さんだ、と思っていたら
「会場にいらっしゃいますよ」とのこと。
なんと、テーブルに腰掛けられて僕の目の前にいらっしゃるではないですか。
お会いしたことは初めてなのでわかりませんでした、です。すみません。
でも、矢野誠さんという人は特別な存在で、僕のなかにずっといるわけです。

たとえば、矢野誠と言ったときに
僕の中では、欧米からの借り物でない
日本人としてのポップミュージック、ロックミュージックを目指し
日本のポップミュージック、ロックミュージックのルーツを築いた一人として、位置づけられています。

僕は、超個人的に
日本のロックは「ムーンライダース」から始まると思っています。
「ムーンライダース」の母体は、あがた森魚のバックバンド「あがた精神病院」
そこから「はちみつぱい」、そして鈴木慶一の「火の玉ボーイ」(1976年)。
この「火の玉ボーイ」で、始めて「ムーンライダース」が登場します。
矢野誠は、このアルバムで編曲とオルガンの演奏で参加。
まさに、日本のロックの発信源にいた重要人物の一人なんですね。

さて、そんなこんなに深くのめり込んでいたのは学生の時。
今から20年も前のことであります。
いろいろなことがフラッシュバックしてきますが
三春堂さんのテーブルに一枚のチラシがありました。
そのチラシは、先月南青山のMANDARAで行われたライブのチラシ。
なんとメンバーが
「あがた森魚」「駒沢裕城」「矢野誠」とあります。
こんなライブがあったなんて知りませんでした。
そして、「あがた森魚」から「永遠の遠国」の話に。
矢野さんもビビッと来たようで、なんだか盛り上がってしまいました。

「永遠の遠国」というのは、あがた森魚が自主製作で1978年から1985年までかかって作ったLPレコード3枚組の大作です。
いまでは、CD2枚組でボーナストラックも付いて「二十世紀完結編」として復刻されています。


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このレコードは、ほんとに、20年前の話ですが
ぴったりとはまってしまって、何度聞いたことやらしれません。
そんな話をしていたら、どうやら矢野さんにとっても、このレコードとその時代は特別なものだったようです。

というわけで、カメラをむければ、笑ってくれる。
おまけに、ブログへの掲載もお許し下さって
偶然とはいえ、なんだかやたら濃い時間を過ごさせていただきました。

さて、三佳純子さんは矢野誠さんの演奏で、即興でペインティングをするというパフォーマンスをやっておられます。今回、三佳さんの個展に矢野誠さんがいらっしゃったのも、そうした縁があってのこと。次回のパフォーマンスの企画の話も出ていましたので楽しみです。ちょっと、先になりそうですが、ぜひに行ってみたいと思っています。

日本のロックの歴史を丁寧にまとめられている方がおられました。
その方のホームページをご紹介しておきます。

JAPANESE ROOTS
JAPANESE PRODUCERS


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2006年10月15日 17:20

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コメント

わたしは、ずっとボサノヴァのカラザ・レコード松田さんとお話していて、
楽しかったものですから、気がつけば時間がなくなってしまい、そのま
ま失礼してしまいました。時間が許せば、もう少しお邪魔をしてお話を
うかがいたかったですね。
三春さんとも、最新の情報交換もせず失礼してしまいました。再び、と
んでもない「宿題」をのこして・・・。(^^;

投稿者 Chinchiko Papa : 2006年10月15日 21:04

Chinchiko Papaさん
土曜日は、こちらこそ失礼いたしました。
でも、三春堂さんにのんびりコーヒーでも飲みに行ったつもりが
超緊張状態で、家に帰ってばったりと倒れてしまいました。

>再び、とんでもない「宿題」をのこして・・・。(^^;

・・・・・・・・・。

投稿者 fuRu : 2006年10月15日 22:28

furuさん
土曜喫茶にお越しいただきありがとうございました。三佳純子さんが、お客様のご紹介で三春堂ショップにいらしたのが、ほんの10日前です。三佳さんの絵と文の本「小さな旅」のご紹介に来てくださったのが、きっかけで、その後日、作品を見せていただき、ちょうど「土曜喫茶」の直前でしたので、思いつきで1日限り「個展」?をしていただくことになりました。展示も喫茶の始まりごろパタパタとして、三佳さんはとても大変だったと思います。さらに、彼女のお知り合いで、飛騨高山で、こだわりのパンを作っていらしゃる、宮下さんの美味しいパンまで、「土曜喫茶」に用意してくださいました。
三佳さんは、大変交遊の広い方のようで矢野さんのお話もでていましたが、本当にお見えくださるは、思ってもいませんでした。あがた森魚さんの名前がでてきたら、もうトーイ昔にタイムスリップしてしまい、頭の中はぐるぐるするし、三佳さん、三春堂の濃いお客様が狭いギャラリーにたくさんいらしてくださり混乱ぎみでした。特別イベントを事前にお知らせする余裕がなかったのですが、furuさんに来ていただけてとても良かったです。とくにfuruさんにとって矢野誠さんが特別の存在だったとは、すごい邂逅です。(神様のおひきあわせでしょうか?)
少し前には、サントリーコーヒーBOSSの撮影で、アラーキーさんが三春堂のショップいらして、スタッフと私も入っている写真を撮っていただくという、貴重な体験をさせていただいた上、アラーキーさんが私の写真集「三春の小路」を買ってくださるという夢のような出来事がありました。
ショップとギャラリーをやっていると、このような素敵な出来事に遭遇して、とても幸せに思います。
でも、一方で一人で2ヶ所を続ける限界をもう何年も前から感じているので、複雑な気持ちでいます。どちらかを整理すべきかと。

別件ですが「F.L.ライトの小路倶楽部」の方で、「ライトの小路」の入り口にライトのデザインとは程遠い、大きなショップマップを付けるける話が12日の夜の会合にでて、もう大変です。賛成できない人との話が夜中になってしまいました。(13日は土曜喫茶の準備で寝不足と、連日の半徹で土曜喫茶の時はよれよれ...でした) furuさんにも、ご意見伺いたい問題でしたが、もう17日には目白駅長に了解を取る面会をするそうで、おしきられそうです。どうしたらよいのでしょう。

Chinchiko さん
お久しぶりの土曜喫茶へ、ありがとうございました。美しいカラザ・レコーズの方とお話に夢中で、微笑ましかったです。でも、再びとんでもない「宿題」をのこして、とは何のことでしょう?ちょっと、不安です。

投稿者 miharu : 2006年10月16日 05:15

miharuさま
こういう奇跡のような偶然というものが起きてしまうと言うことが
三春堂さんという場所なんだと、あらためて思いました。
なんだか、感謝するばかりです。
ですから、どちらかをたたんでしまうなどと言わずに、ぜひ存続を願っております。

それにしても、
あの入り口に、大変なものができちゃうんですか!
うーん、こまった、ですね。
向こうも反対運動をおそれて、事態を急に進展させようと狙っている感じもありますね。
こういう確信犯は許せませんが、どうしたらいいんだろう。
本当に、こまりましたね。

投稿者 fuRu : 2006年10月16日 09:51

三春さん、いつもお忙しいところスミマセン。

なんとなくウロ憶えですが、お堂のような絵をお預けしなかったでしょうか?(汗)
どうしても、目白・下落合近辺のような気がしてならないものですから・・・。

いえ、まったくのお手すきのときで結構ですので、もし見憶えのある方がいらっ
しゃいましたら、ご一報いただければ幸いです。でも、ライトの小路をめぐってか
なりお忙しそうですので、まったくうっちゃっといていただいてもかまいません。

投稿者 Chichiko Papa : 2006年10月16日 11:51

furu さん
先日のコメントでお伝えし忘れましたが、三佳さんと矢野さんの写真がとても素敵で嬉しいです。
あの日furu さんと矢野さんが握手をされた時、写真を撮れたらと思ったのですが、私はカメラを忘れてきておりました。とっさにfuru さんのカメラに目をやったのですが、ドーンとあまりに大きなカメラでしたので、お借りして撮れそうになくあきらめてしまいました。とても残念で申し訳なく思っています。

ショップとギャラリーを、催しのたびに作品や小道具を移動するのがなかなか大変で、そのように何かと忘れ物をしてしまいます。夜中、カートに荷物をいっぱいのせて目白通りを運んでいる時、もしお巡りさんに会ったら呼び止められそうです。(それで、2箇所の限界を感じたり?)

その後、ライトの小路の看板の件は、駅の方も担当箇所にはかる必要があるので、すぐにはいかないようです。そして、あの狭い、車も多い道にショップマップを付けるのは危険ではないかという意見もでてきてもおります。できれば、通り名の案内看板だけ付けていただけるとよいのですが。

重森陽子陶展、始まりました。とてもきれいな器が展示できましたので、ぜひご覧ください。(28日まで)

Chinchiko さん
宿題の絵馬堂のコピー、お預かりしていました。土曜喫茶の日もばたばたしていまして、宿題が行方不明になってしまいました。申し訳ありません。とりあえず、年配の方が多くいらしゃる美容室にコピーをお預けして、お客様に聞いていただくようにお願いいたしました。次のお問合せの表装店につきましては、目白、下落合でやっているところは不明です。私が知っているのは、湯山春峰堂(港区芝)、佐久間太煕堂(台東区寿)です。ただ、目白通りの額やさんから出すこともできるそうですが、どのくらいの仕上がりを望まれているかによりますね。(furu さんのところにいろいろ書いてすみません)
重森展の案内状書きは間に合わないし、そんなときにプリンターはインク切れになるしと目まぐるしくウロウロして、Chinchikoさん!こちらのヘルプもよろしくと。

furu さん、Chinchikoさん、テレビ付きビデオデッキのコンパクトな不用品がどこかにありましたら、三春堂までよろしくお願いいたします。作家のビデオや、ライトの落水荘のビデオなどが見られたらと思うのですが。

投稿者 miharu : 2006年10月22日 06:30

miharu様
重森陽子陶展は、是非伺うつもりでおります。
土曜日はばたばたしていて、行けませんでしたけれども・・・(^^;)

F.L.W.の小径、案内看板の件は、いろいろな考えの方がおられてなかなか大変だとは思います。
でもmiharuさんの神通力でうまい方向に行くような、そんな感じも僕は持っています。
楽観的ですかね。

投稿者 fuRu : 2006年10月22日 08:59

表具屋さんの件、ありがとうございました。さっそく、先方にお伝えしました。
また、絵馬堂の画像を先ほどお送りいたしました。光徳寺(上落合)、高徳寺
(中野)、光徳院(上高田)と、わたしのカンが外れましたら目白側ではないか
という気がしています。ただ、ほんとうにお時間のあるときでけっこうですので、
お気になさらず。
あっ、わたしもfuRuさんのブログを連絡板に使ってしまっています。
「テレビ付きビデオデッキ」という表現から推察しますと、かなりコンパクトな
サイズをお望みなんですよね? 「ビデオ付きテレビ」なら会社にあるのです
がでかくて19インチの現役ですし・・・。(汗)

投稿者 Chichiko Papa : 2006年10月23日 11:42