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2007年07月06日

IXY

[道具--tools ]

写真は気にしないとうまく撮れないものでした。
アングルを決めて、ピントを合わせて、
シャッタースピードと露出を決めてシャッターを押す。
時には、露出を補正して、アンダー気味やオーバー気味を狙うこともある。
時には、絞りを開放にして被写界深度を狭めて奥行きのある演出をすることもあります。
長時間露光で夜の暗闇を昼間のように撮ることもあります。
その前に、フイルムの選定。フィルム感度は作画意図に大きく影響します。

家族用に買った
RicohのGX8。なかなか良いカメラだと思うのですが、なかなか良い写真が撮れません。ゆえに、家族の評判はいまいち。

というわけで、事務所のサブカメラとしてあったNikonの4300の調子が悪いこともあって、GX8を事務所用にして、新しいカメラを買うことにしました。

私の身近なブログ界ではコダックの二眼に人気があります。
Kodak 二眼デジカメ V705 を国内販売(aki's STOCKTAKING)
また、パナソニックもなかなかのようです。
また、カメラが壊れた(irei_blog)

コダックもパナソニックもいまだに使ったことがないから気になるところでありますが、ここは一つ、周囲で誰も話題にしていないカメラにしてみようと思った、というのは冗談なんだけれども、デジタルイメージでのキャノンの躍進が気になっていたというのが正直なところ。気になるものは実際に使ってみようというわけです。

さらに、事務所で使っていたプリンターの調子が悪かったので、自宅のプリンターを事務所に持ってきて、自宅用のプリンターを新調、この際にキャノンにしました。これで、カメラとプリンターがキャノンでそろうことになります。

というわけで、IXY DIGITAL 900IS。
小さくてかわいい。ステンレスのボディは質感も良好。
同スペックの他社メーカーからすると高めの価格もいたしかたあるまいか。

で、使ってみて驚きました。
マニュアルという概念がこのカメラにはないのですね。
すべてがオート、自動です。
シャッタースピードも絞りも自分の意思で決めることが出来ません。
ISO感度もオートしかありません。
逆に、フェイスキャッチテクノロジーというのがあって
逆光で顔が暗くなるような場合でも、カメラが自動的に人間の顔の部分を感知してそこにピントも露出を合わせてくれる。必要ならばフラッシュも焚いて顔がつぶれない写真が簡単に撮れてしまう。驚いてしまいました。何も気にすることなく、ちゃんと写真が撮れてしまう。わずらわしい露出補正なんていらない。

先に、GX8でうまく写真が撮れないと書きましたが、GX8はシャッタースピード、露出、ISO感度、すべてをマニュアルで設定出来ます。それゆえに、設定がびしりと決まると、すごい写真も撮れる。でも、気にして撮らないと、困った写真だらけになってしまうということなのですね。

この差はなんなんだ、と、思うことしばし。

写真というものは、露出とかシャッタースピードを気にしてとるものだったのになあ。
その違いは、写真というものそのもののあり方を変えてしまうでしょう。
世の中が、どんどん自動で出来るようになってゆく。
それが、良いか悪いかは別にして。



※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2007年07月06日 16:40

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