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2009年06月16日
「ほぼ1円の家」---石倉ヒロユキ
[a-家づくりについて---house_making ,books ]
「ほぼ1円の家」
著:石倉ヒロユキ 出版:NHK出版
→amazon
「ほぼ1円の家」とは築年数が経過して評価額がほとんどなくなった「中古住宅」のこと。
そして、サブタイトルは「中古住宅ともったいないDIY術」。
現在、日本では住宅の評価額は築年数とともに年々下がり続け、ついには値段がつかなくなります。でも、値段がつかなくとも、まだまだ立派に使える中古住宅が多いわけです。評価額がなくなった、まだまだ使える中古住宅を土地の値段だけで購入することができるのです。つまり、家の値段は「ほぼ1円」ということになるわけです。
中古住宅は敬遠されてきた感じがあります。新築。その言葉の響きに何ともいえないようなうっとりするものがあるのも事実でしょうか。それは、日本人に強い潔癖主義が、人の使ってきたものを忌み嫌う傾向に人々を向かわせた結果なのかもしれません。
土地を探す人たちも、更地物件が少ないということもあって、中古住宅がついている土地を見つけて、自分たちの家を建てるためにその古屋を取り壊すことから始めるケースも少なくありません。中古住宅は厄介者だった、というと言い過ぎでしょうか。
でも、です。
まだまだ使えるものを、あっさりと壊してしまうことには、やはり私などは違和感を感じてきていました。ああ、もったいないなあ、なんて思いながら解体現場に立ち会うことありましたが、もちろん、その御家族にとって必要な家とその中古住宅がマッチしないのであれば致し方ないとは思います。
ですが、中古住宅も使い方次第なんだと思うわけです。あるいは、使い切り方とでも言いましょうか。アイデアと技術力で、かなりのことが出来ると経験上わかってきたということも大きいです。
というわけで、中古住宅を使い切るという発想は、実はとても豊かな可能性を秘めていると感じ始めています。
この本は、中古住宅を購入した著者が、水回りなどの難しい工事を専門家にまかせ、自分んで出来ることを楽しんでやった記録です。自分んで出来ることを自分たちでやるという発想も、とても豊かなものを生み出してくれると思います。
格安の中古住宅を購入。
プロに基本的なリフォームを依頼。
自分たちで出来ることは自分たちでやってみる。
セルフリノベーション。
でも、全部を自分んたちでやるのではない。
だから、ハーフ・セルフリノベーション。
これも楽しい家づくりの一つの方法だと思います。
※新しいホームページで情報更新中!!
投稿者 furukawa_yasushi : 2009年06月16日 08:40
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コメント
勢いでポチッと注文してしまいました、センス良さそうな本で感性を磨こうかと…
DIYでも愛着あるもの作りたいし、家族の同意を得られないと手伝ってもらえませんからね。
『○まいの設計』を毎月買っていた頃リフォーム特集の方が断然面白かったことを思い出しまたが、そこには住む側の熱意と工夫(特に面白いものには体力)があったからだろうな、なんて思いました。
投稿者 kass : 2009年06月16日 10:59
大変興味深いです。
情報感謝します。
投稿者 tak : 2009年06月16日 12:29
kassさま
この本は、kassさんのようなヘビーなセルフビルダーには物足りないかな。
本が届いてから幻滅しないでくださいね。
投稿者 fuRu : 2009年06月16日 12:35
tak さま
kassさんと同様なんですが
考え方、それと前向きな内容、というところで、この本はとても良い本だと思います。
ぜひ本屋さんで立ち読みを!
投稿者 fuRu : 2009年06月16日 12:37
すごく興味ある本ですねぇ。
中古の住宅を壊すのはもったいない、しかし、自分には合ってない。
まずは、立ち読みしてみよう。
投稿者 reirei : 2009年06月16日 18:06
reirei さま
買うまでもないけれども面白い本です。
でも、良い本だと思います、よ。
投稿者 fuRu : 2009年06月16日 19:43