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2012年02月 アーカイブ

2012年02月01日

「日本の木と共に暮らす」@OZONE

新宿のOZONEで、2月16日から3月20日まで行われる
日本の木と共に暮らす」というイベントで
セミナーとトークショーをつとめさせていただきます。

今回の企画は、昨年暮れに出版した「木の家に住みたくなったら」 がきっかけとなり、国産の木を使う建築家の代表としての参加です。うれしいですね。

セミナーは 3月11日(日曜日) で
時間は 14:30~15:30 会場は3F OZONEプラザ 定員:40名  となっています。

トークショーは 2月 25日(土曜日) で
パネラーとして、小田原健(ベル研究所所長/家具デザイナー)さん、更谷慈禧(奈良県十津川村村長)さんとご一緒に登壇させていただきます。
時間と会場はセミナーと同じく 14:30~15:30 会場は3F OZONEプラザ 定員:40名  となっています。

どちらも参加費は無料ですが申し込みが必要とのこと。

申し込みとイベントの詳細はこちらになります。

大勢の方のご来場をお待ちしております。

2012年02月13日

No.c206

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猫の里親を募集するイベントに家族で出かけてきました。
そこで出会った、三毛猫メス。生後1年未満?
名前のところに「No.c206」とありました。
他の多くの猫達は「メリーちゃん」とか、名前が付いているのに不思議ですね。
実はこの猫、浪江市で保護された被災猫なんです。
こうした猫たちを保護して里親をさがしているグループがあるんですね。
とても素晴らしい活動だと思います。
家内や子供と相談して、この子の里親になることに決めました。
被災地の猫の里親になるためには、万が一飼い主が現れたときにはお返ししてもいいという条件がつきますが、それも当然のことだと思います。
今週中には我が家にやってくることになっています。
名前は家族で相談して「ふく子」と決めました。
家族が一人増えてまた賑やかになります。

2012年02月16日

建築家と建てた理想の住まい100選@OZONE

本日 2月16日より、新宿OZONEで行われる
建築家と建てた理想の住まい100選」に
アトリエフルカワでも「0676_House」の 模型とパネルを展示いたします。
模型はスタッフの真紀さん入魂の(!)一作。

会期などは次のとおり。

会期 :2012年2月16日(木)~5月8日(火) ※水曜日(祝日を除く)休館
時間: 10:30~19:00
会場:リビングデザインセンターOZONE(6F 特設会場)
〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
入場料:無料
問い合わせ先:03-5322-6500(10:30~19:00 水曜日休館)

同時期に開催される「日本の木と共に暮らす」では
トークショー(2月25日土曜日)とセミナー(3月11日)もありますので
あわせてご来場いただけましたら幸いです。

2012年02月21日

jazz 1950'

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amazonからメールがやってきます。
「あなたにおすすめの商品がありますよ。」
メッセージにはそう書かれています。
さてさて、amazonは私にどんなものをおすすめしてくれるのかなと
時々見ていますが、自分の書いた本を紹介してくれたりと、ちょっと苦笑気味の時もあります。

さて、先日のメールには、なにやらジャズのCDが紹介されていました。
よくみると、レコード8枚分が詰まっていて1200円程度(今はもっと安いです!)。一枚150円。ブルーノートの名盤もありますし、今まで気になっていたけれどもCDを買い揃えるほどでもないかなというプレイヤーのものもあって、この値段で買えるとは、とても魅力的なラインナップです。良い時代になったものです。
いくつか品定めをして二つ購入。リー・モーガンとルー・ドナルドソン。どちらもモダンジャズの名手。ハズレのないラインナップ。
昨日届いたのですが、一枚ずつ聞いています。1950年代後半のジャズがストレートに響いていた時代の音楽。この時代のジャズは掛け値なしにいいですね。二人のリーダーも共演者も絶好調の名演ぞろい。しばらくはこの響きにはまりそうです。

2012年02月25日

「小屋と倉」---安藤邦廣

2月18日の土曜日(2012年)、学士会館で行われた、安藤邦廣先生の建築学会賞受賞を祝う会に末席ではありますが参加させていただき、先生の受賞をお祝いさせていただきました。

安藤先生の恩氏である内田祥哉先生を始め建築界のビッグネームが集まる盛大な集まりでした。私は武蔵野美術大学の建築学科を卒業したあと筑波大学の大学院に進学。そこで安藤先生と出会うことになります。今から25年も前のことです。

もともと、民俗学や文化人類学に興味があった私は安藤先生に誘われ民家の調査に出かけるようになりました。今回の学会賞の授賞対象は、ちょうどその頃から先生が始められた民家の壁について構法の点からまとめられた一連の著述に対してということでその成果は「小屋と倉」という一冊の本にまとめられています。

その本のなかに「八溝山地のせいろう倉」というのがあります。巻末に調査年が書かれていて最初の年が1985年とでています。まさに、1985年頃とは、私が安藤先生に同行して北茨木へせいろう倉の現地確認を行った時なんですね。その時は予備調査という感じでしたので正式な調査協力をしたというわけではないのですがそれでも、本で紹介されている倉を見てとても懐かしくなったのでした。

安藤先生がパーティの中でご自分の現在にいたるまでのお話をされたのですが、八丈島の台風被害の調査に行ったことが原点であったということを言っておられました。八丈島の被害にあった民家の被害の状況を調査している時に、村人が集まってきて、みんなで 一軒づつ茅葺の屋根を葺き直していったのだそうです。その村中総出で力を合わせて作っている様子を見て、民家のそれも茅葺屋根に興味を持ち茅葺屋根の研究に進まれたとのこと。その後、興味は屋根から壁に移り、板倉などの民家の壁の研究に進まれます。

八溝山地のせいろう倉はその研究のほぼスタート地点だったというわけです。私は、そんな転機に安藤先生に出会い、民家を教えてもらったわけです。

安藤先生からはなんども民家調査のお誘いを受けて同行させていただきましたが、そのなかでも、気仙沼での調査が未だに忘れられません。
気仙大工というのは独自の世界を作った興味深い大工さんたちなのですが、その大工さんが昔ながらにやっている上棟の様子を記録するのがその時の調査の目的でした。私はビデオカメラを担ぎ上棟の様子を映像に収める役割。とったビデオは編集して、後日大工さんたちにお渡ししました。

気仙沼というと震災で大きく被害を受けたところ。その時の大工さんたちはどうしたのか、気になっていたのですが安藤先生にお聞きしたら無事だったとのこと。

本当によかったです。(アトリエフルカワ通信 Vol.443 より一部修正のうえ転載。)

2012年02月28日

トークショー~木で街に森をつ くる~@OZONE 無事終了

土曜日、2月25日になりますが3月20日まで新宿のOZONEで行われている「日本の木と共に暮らす展」のイベントとして、トークショー「木で街に森をつくる」が行われました。
私もパネラーとして参加。森林インストラクターとして、木の家を設計する建築家として、日本の山の現状や木の家をつくることの意義について発現させていただきました。
パネラーとしてご一緒させていただいたのは、家具デザイナーの小田原健さん。小田原さんは、吉村順三さんの事務所で家具にたずさわり、私が尊敬する建築家の一人である奥村昭雄 に家具を教えたという方です。現在は日本の杉と使った家具作りでご活躍されています。杉という地域材をいかし地場産業に活気をあたえることが大切だとお話くださいました。
もう一人のパネラーは奈良県の十津川村長である更谷さん。森林資源の豊富な十津川村は昨年の豪雨で甚大な被害を被りました。その被害の様子と、森の再生のためのビジョンをお話くださいました。
トークショーは賞味一時間。あっという間に終了。私の発言者ではありますが、もっともっと小田原さんや更谷さんのお話をお聞きしたかったです。
会場にお越しいただいた皆様。ありがとうございました。

さて、今回の展覧会の企画として、私は木の家づくりについてのセミナーも行います。
3月11日の日曜日。ちょうど震災から1年。そして、私のセミナーが午後2時半から3時半まで。あのおぞましい地震が襲った時間にあたります。セミナーの途中で黙祷を捧げようかと真剣に考えています。
参加は無料ですがOZONEへの申し込みが必要です。会場はオープンな吹き抜けのところなので椅子に座らなくてもいいよという方でしたら、直接来ていただいても聞いていただくことは出来ると思います。

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