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2006年09月28日

Nefertiti---Miles Davis

[ジャズ--jazz ]

Nefertiti---Miles Davis
1967年録音
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9月28日はマイルス・デイヴィスの15回目の命日。
1991年のその日、彼は永遠のさよならを彼自身に告げたわけであるが
彼は生涯にわたり、自分自身への決別を繰り返した。

チャーリー・パーカーの元を去り、
ハードバップのスタイルをつくり、
自らのコンボ(バンド)を結成。
その頂点である「'Round About Midnight」をもって解散。
その後、フルオーケストラによるギル・エヴァンスとのコラボレーションがあって
これも、頂点と言える「Sketches of Spain」を最後に次の道へ。
モードジャズをビル・エヴァンスとともに「Kind of Blue」で開花させれば、それも後追いはせず。

そして、マイルスはフリーブローイングを極め、
アコースティックとの決別に至る。

この「Nefertiti」は、アコースティックマイルスとの決別のアルバムである。
沈鬱な空気が、ぴりぴりとした緊張感の中で
暗い湖の底のような透明感を表す。

このレコードはとても暗く、その緊張感たるや、通して聞くのが辛いほどだ。
そして、その辛さは、マイルスの決別への強い意志が、その音に貫かれていることにある。
決意というものは、かくも辛いものなのか。

マイルスの命日に聞く一枚。

投稿者 yasushi_furukawa : 2006年09月28日 09:40

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コメント

先日、リモコンでザッピングしていたら再放送されているマイアミバイスに出演していたMiles Davisをチラッと見掛けた。

まぁ、新しい服を着るには、古い服を脱がねばいけないと云うことではないでしょうか。

投稿者 iGa : 2006年09月28日 10:23

ぬぎっぷりの良いマイルス、
いやいや、着替えのセンスが良いマイルス、ですね。

ところで、iGaさんの80GBがうらやましいです。

投稿者 fuRu : 2006年09月28日 10:56

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