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2005年09月21日

新シルクロード 第7集「青海 天空をゆく」

[報道・TV--topics ]

18日、NHK総合で放送された
新シルクロード 第7集「青海 天空をゆく」をみた。

いつものタイトルバックが始まる前に
松平アナの導入部がある。そして、あの音楽。
そこからは、いつものように番組が始まる。
しかし、番組が始まると同時に、先ほどの導入部と、さほどかわらない説明が再びなされて
ちょっとびっくりする。

こういう演出は、民放ではあたりまえだけれどもNHKでは珍しいのではないでしょうか?
ちょっといつもと違う、そんな予感。

たとえば、3000m以上の高度を行く道、ゆえに天空の道、というのは
わからないわけではないのだが、チベットを旅して標高5000mを越える峠越えを経験したものとしては
ちょっと「?」な感じもないことはない。

「新シルクロード」雑感のet-eliotさんが言われるように
世界で初めてテレビカメラがはいった、というくだりが強調され過ぎている、そんな感じも多々ある。

世界で初めてだろうが、世界で百番目だろうが
すごい映像はすごいんだから、そんなことを強調するのは、本来のNHKらしくない、と思うのは僕だけではないだろう。

そして、番組は45分経過し、ゴルムドの街を、それこそ世界で初めてテレビカメラがはいったというエリアに突入する。しかし、一番大切な、一番重要なその部分の映像が、まったくもって「いったいなんだったんだろう」という感じだったことには、ほんとうにびっくりしてしまった。

25年前のシルクロードが、この新シルクロードのあわせて、綺麗に画像処理されて再放送されている。
8月の放送は「天山を貫く--南彊鉄道--」だったのだが、
ほとんどナレーションもない、ただただ機関車が走っている姿の映像のその力だけで
全編、飽きることなく見せてくれたそのパワーに、ほんとうに感じ入っていたところだっただけに
なんだか、さみしい思いで見終わってしまった。

残されたあと3回に期待したい。

この番組に関する面白い記事
新シルクロード『天空の道』に物申す---旅限無(りょげむ)さん
中国のテレビ番組かと思ったあるよ♪NHK新シルクロード「青海・天空をゆく」----チベット式

<追記 2005.11.08>
○NHKから出ている副読本「新シルクロード 第4巻 -青海・カラホト」を読んで担当ディレクターの本音が聞けた。

<「新シルクロード」の記事>
○第10集--12月11日「西安 永遠の都
○第9集--11月20日「カシュガル〜千年の路地に詩(うた)が流れる
○第8集--10月16日「カラホト 砂に消えた西夏
○第7集--9月18日「青海 天空をゆく」
○第6集--6月19日「敦煌 石窟に死す
○第5集--5月17日「天山南路 ラピスラズリの輝き
○第4集--4月17日「タクラマカン 西域のモナリザ
○第3集--3月20日「草原の道 風の民
○第2集--2月20日「トルファン 灼熱の大画廊
○第1集--1月2日 「楼蘭 四千年の眠り

投稿者 yasushi_furukawa : 2005年09月21日 09:24

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■牧民のテントでの場面が続きます。 「ツァンパという食べ物を御馳走になりました。麦の粉に、ヤクのミルクを入れたお茶を注ぎ、バターを溶かします。チベット族遊牧民... [続きを読む]

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