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2005年03月11日

[映画・ドラマ・舞台--movie/play ]

そんなとこ切ったって人間は死なないわよ。
切るならここを切りなさい。見せる手首。
同情なんてない。残るのは傷だけ。
でも、傷が残るのは、良いこと。ーーー優しい言葉、その響き。

自分を傷つけたのは淋しかったから。

まだいいよ。俺のに比べたら。

腕に刻んだ刺青。
俺の尊敬していた先輩の名前。
一生、絶対、忘れません、って意味で。

自らの体を傷つけること。

還暦を迎える顔には、シミやシワが増えている。
生まれたばかりの赤ちゃんのきれいな肌。
シミやシワは時間が人に付けた傷。
人は、肌にシミやシワをつくりながら生き続けている。

少しずつ解け始めたドラマの中で。

<蛇足>
脚本や演出が変わるとずいぶんとドラマの感じも変わります。
好き嫌いもあるでしょう。
今回はみなさん、どうでしたか?
拓郎と梓の二人の関係がメインだったから、そういう意味でもドラマの空気は少し違っていたのかもしれません。
でも、正直言って、ちょっと物足りない部分も残りました。違和感も感じられた方もいるのでは?
内容もきつかったですね。記事を書くのにちょっと悩んでしまいました。
それにしても、小泉今日子の出番はあれだけかあ。とっても重要な役だとは思いますが、もっと観たかった。

○第1話のこと「コーヒーミルと割れるお皿
○第2話のこと「土をこねることと「結婚」
○第3話のこと「一人でいきる
○第4話のこと「お金と時間---境界線
○第5話のこと「言う、言わない、言えない
○第6話のこと「クリスマスの夜に
○第7話のこと「ふりかえるという「仕事」
○第8話のこと「みえない
○第9話のこと「
○第10話のこと「みられる
○第11話のこと「つめこまれた時間


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2005年03月11日 00:00

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コメント

フルカワさん こんばんは

>シミやシワは時間が人に付けた傷。
なるほど。。いい言葉ですねぇ。。
時間は確実に人の肌に傷をつけていくもの
ですものね。多くの女性たちはアンチエイジングと称して
シミやしわを作らないように努力しているのですが、自然にできた傷も愉しむ気持ちって
大事なんでしょうね。。

仕事上、住宅・家具業界でいうエイジングの
ことを調べていたので、ふとそんなことを感じました。
フルカワさんは建築家でいらっしゃるから、
特に住宅の経年変化ということについては
プロの考え方をお持ちなんだと思いますが。。

ドラマのはなしに戻りますが、私も同じく
小泉今日子のシーンはもう少し見てみたかったですね。
彼女は奥がでてきたというか、いい演技をする女優さんですよね。

投稿者 sunneko11 : 2005年03月11日 23:46

sunneko11さん こんにちは
実はおっしゃるとおりでして、今回のエントリーで
建築の傷についてふれようかと考えていました。
傷が付くということは、そのものの価値をなくすという風にとらえられがちですが
そうではなくて、その傷には様々な時間が刻まれているわけです。
様々な時間とはそこで生活してきた人たちの記憶です。
小泉今日子のセリフからそういうことを連想していました。

投稿者 fuRu : 2005年03月12日 00:04