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2005年01月28日
一人でいきる
未亡人。
北時計のママ。別れた旦那が死んだって。
森の時計のマスターも死に別れ。
割れたお皿の破片を見つける梓。
破片を使ったオブジェが拓郎の工房にできている。
お皿は割れても消えてしまうわけではない。
記憶も消えない。梓の過去。
梓の父は炭鉱の事故で亡くなり、母は消えた。
姉の旦那も消えた。人が消えるということ。
初恋の相手。調子が悪くなって身をひるがえした。これは消えることよりも残酷。
拓郎の師匠の元に3年ぶりに息子が帰還。
結婚相手をつれている。出来ちゃった結婚。
「すみません」謝るその女性に、笑って答える師匠。
結婚、出産。家族が増えること。それはとっても良いことなんだよね。
「おまえはこれからどうする」
「ひとりでやってゆきます」
一人でいきるということ。
夜更けに父の姿を見る。森を走り去る。
一人でいきること。
親子の間に出来たすき間は少しづつ埋まってゆくのだろうか。
<蛇足>
ラストシーンでの大竹しのぶの表情にいつも見とれます。
あのラストシーンがなかったら、ひょっとしてしまりのないドラマになっていたかも。
役者としての存在感がありますね。
今回は全体を通して淡々としていながら、ラストで拓郎が走り去るシーンにはジーンときてしまいました。
○第1話のこと「コーヒーミルと割れるお皿」
○第2話のこと「土をこねることと「結婚」」
○第3話のこと「一人でいきる」
○第4話のこと「お金と時間---境界線」
○第5話のこと「言う、言わない、言えない」
○第6話のこと「クリスマスの夜に」
○第7話のこと「ふりかえるという「仕事」」
○第8話のこと「みえない」
○第9話のこと「傷」
○第10話のこと「みられる」
○第11話のこと「つめこまれた時間」
投稿者 yasushi_furukawa : 2005年01月28日 12:39
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コメント
寺尾聰の表情にいつも見とれているsunneko11です。
3回目は、台詞が多くなった感じがしました。自然の風景映像や音楽をもっと見ていたい、聞いていたいと思っているほうなのでちょっと台詞が多いかなと。。。
でも、台詞がないと話が進まないですしね(^_^;)
このあとどうなるのだろう、と今から木曜が楽しみです。
投稿者 sunneko11 : 2005年01月28日 22:40
sunneko11さん こんにちは
たしかにセリフが多かったかも知れませんね。
僕はどちらかというと、第2話のような事件らしき事件がない展開だったのが印象的でした。
それにしても、あの親子は和解できるんでしょうか。最後は和解するんだろうけれども、どんなふうに二人の間に出来てしまった溝を埋めてゆくのかが気になります。
投稿者 fuRu : 2005年01月29日 11:40