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2011年10月 アーカイブ

2011年10月03日

goma_House---3 浴室・モザイクタイル模様張り

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「goma_House」の浴室のモザイクタイルの模様張りです。
素敵な模様です。「ミンサー模様」といいます。この模様は建主さんご指定の模様です。

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2011年10月05日

mokusei_House(R)---大工工事追い込み

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「mokusei_House」は今月末の引渡しを目指して大工工事の追い込み。
家具を作る大工さんの後ろ姿です。

お母さんが安心して過ごせるようにと息子さんがリフォームを計画。今までの家の使い勝手を徹底的に直して、耐震改修と断熱改修を行ないました。
自然素材にはこだわりたいということで床はお母さんたっての希望で桧のフローリングにしましたが、壁はメンテナンスを重視してクロス貼り。随所にいろいろな工夫を凝らして今月末に完成します。

というわけで、完成見学会を10月29日(土曜日 午後1時から4時まで)に予定しています。場所はJR新川崎駅から徒歩5分。
見学会は申し込みせいです。メールでお申し込みください。

2011年10月06日

11/10/03 12:35:43

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武蔵小杉遠望

採集地:新川崎

2011年10月07日

American Beauty---The Grateful Dead

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American Beauty---The Grateful Dead
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昨日亡くなったスティーブ・ジョブズが、恒例のプレゼンテーションの時に、たびたびこのアルバムジャケットをスクリーンに映し出していたことを思い出しました。
ジョブズの偉大な功績にこのアルバムを捧げます。合掌。

2011年10月09日

小学校のビオトープ

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子供たちの運動会に出かけて、小学校にあったビオトープを眺めていました。
中にちっちゃなメダカがたくさんいるのがわかりますか?

2011年10月11日

WordPress

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アトリエ系の設計事務所にとって、自分が手掛けた仕事をより多くの人に見てもらうことや、自分の設計に対する考えを知ってもらうことは、なによりまして重要なことです。仕事と考えに共感していただくことから、私たちの活動は始まります。

以前は、本を書くとか雑誌に掲載してもらうといった限られた機会しかその場はなかったわけですが、1995年以降、急速に広まったインターネットの情報網により、あっという間に個人が世界に向けて手軽に情報を発信できるようになりました。1996年以降の個人ホームページの急増、そして、2004年から爆発的に広がった「blog」というツールがそれを決定づけました。もちろん、デジカメの高性能化と普及も後押ししています。その後、情報の共時性ということで「twitter」が、知り合い同士のコミュニケーションツールとして「Facebook」が、それぞれの立ち位置をせめぎ合いながら、ユーザー数をどんどん増やしながら今にいたっているというわけです。

これだけ、様々な情報発信、情報共有のツールが手軽に使えるようになったことは、素晴らしいことだと思います。その一方で、短いスパンで情報が流れてゆく「blog」や「twitter」というこれらのツールに対して、ある程度長い時間で情報をしっかりと発信してゆくホームページの存在も、より重要になってきているのだと感じています。

私も、1996年の3月にチベット旅行記のホームページを、当時はテキストエディタで作ったのですが、そのころから、基本はホームページにあるという考えを変わらずに持って来ました。しかし、ホームページの世界は急速に変化し、今時のちょっと見た目の良いホームページはテキストエディタでは到底つくることが出来ないような複雑怪奇なものになっています。ホームページ編集ソフトも、複雑な変数をいじらないといけない。そうなってくると、手軽に更新することがままならない。それでは、いくらある程度時間を長くした情報公開だとは言っても、カビが生え勝ちになる。「blog」が優れていたのは、その更新にかかる手軽さだったわけです。

と、まあ、話が長くなりましたが、ホームページは重要だと言いながら、アトリエフルカワのホームページは「af_blog」とともに併存してなんとか生きているという感じで、ずいぶん前からどうにかしないとと、思うばかりでなかなか手が動かなかったのです。
手軽に更新ができることが売り物の市販のソフトも使ってみようと思って購入までしましたが、あまりにも中身がブラックボックスになっていて、どうもその点であまりなじまないなあと思ったりしていたのです。

そんなある日、私が所属している「家づくりの会」のホームページを更新しようというプロジェクトで、お願いするデザイナーさんが「WordPress」を使います、というではありませんか。私の中では、「WordPress」は「MovableType」と並ぶ、ブログ構築ツールであり、それでホームページを作るなんて考えたこともなかったので、びっくりしてしまったわけです。しかし、調べてみれば、最近はこの「WordPress」を使って構築されたホームページが増えている事が分かり、さらには様々なテンプレートが用意されていたり、カスタマイズがかなり自由にできて、いわゆるブログタイプの構成になっているホームページとは似ても似つかない様なものまでデザインできるではありませんか。
それから「WordPress」がいいなと思ったのは、私が「af_blog」に書いてきた2500近い記事をそのまま読み込んで活用できるという点です。ブログの過去記事は私の大切な資産です。定番として読んで欲しいものも少なからずありますので、それを厳選して使うことができます。

というわけで、ちょっとやってみようと思ったら、私がブログで使っているレンタルサーバーの「ロリポップ」で、ずいぶんとお手軽に「WordPress」が始められるようになっていたんですね。あっという間に「WordPress」の頁が出来上がり、いろいろテンプレートを探して試しているところです。

そして、少しづつですが、ページを構築していって、近いうちには新しくなったホームページを公開したいと考えています。
いくつか、解決できていない問題がありましてそれをクリアして、記事を整理できるまでちょっと時間はかかるかと思いますが、公開できる日が来ましたらお知らせさせて頂きます。

2011年10月13日

住宅医スクール東京 第四回目

日付が変わって昨日、10月12日は「住宅医スクール東京」の第五回目でした。
今回は、3講義にわたって温熱環境の点からの住宅診断ということで
講師は3講義とも岐阜県立森林文化アカデミーの辻充孝先生。

第一講義は省エネルギー診断の概要。
第二講義は熱損失係数Q値についての講義と計算問題による実習。
第三講義は夏の日射取得係数μ値と結露について。

午後1時前に始まった講義は講義の間に10分づつの休憩はありましたが6時近くまでノンストップの授業で、聞いている方もなかなか大変でしたが、今まで知らなかったこともあり、今まで疑問だったことも氷解し、先生も大変だったとは思いますが、とても有意義な講義でした。
また、宿題もでましたので、これからゆっくりと回答して先生にお送りしたいと思います。

住宅診断といった時に、耐震診断ばかりが注目されていますが、建物の劣化診断、そして、今回の省エネ診断というのは、とても重要な三大柱であり、それぞれに客観的な診断方法をおしえてもらうことが出来て、住宅医スクールに感謝しております。

と言いながら、この私も来年の1月には名古屋の住宅医スクールで、住まい手参加のサポートについての講師を務めるわけで、東京と同じく、熱い心の名古屋の受講生の前で有意義なお話ができるように頑張りたいと思います。

2011年10月14日

いってみたいなあ・・・

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世界の住宅を紹介している子供用の写真図鑑の見開きで紹介されていた、アイルランド西部のアラン諸島イニシア島の民家。民家が石垣とあわせて風景になっている。久しぶりに、行ってみたい風景に出会った。

2011年10月16日

自分で塗ってみよう!左官壁編

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土曜日は家づくり学校の2年生コースで左官塗体験をやってきました。私は主催者側ではありますが、今回は受講生に混じっての参加ということで、午後の時間を楽しませていただいたのです。

建築の世界というのは、自分でやってみないとわからないことが多いものです。特に左官という仕事は、泥の塊を様々な表情に変化させる、職人のなにやら不思議な魔法のような手仕事であり、これは自分でやってみて、そのうえで左官職人の手の動きを見せていただくことで、その不思議さをより深く体験できるわけです。その不思議体験こそが左官の奥深い世界の入口なのだと思います。

家づくり学校長、泉幸甫さんの案内で、富澤建材さんの場所をお借りして、講師陣には、忍者左官こと小沼充さん、久住さんのお弟子さんである植田俊彦さんという、いまの左官の世界を引っ張っておられるお二人をお迎えするという、なんとも豪華で贅沢な左官教室となりました。

拙著「住宅工事現場写真帖」でも書きましたが、左官壁を平滑に仕上げることはアマチュアには至難の業です、というかほとんど無理です。左官の仕上がりには手の癖が出てしまいますから、その癖をコントロール出来ないと平滑な仕上がりは出来ません。年期の必要な技なのです。ですから、アマチュアが自分で左官壁を仕上げようとするときには、その癖を受け入れる必要があります。

今回の体験は、のりを使わない土壁と、本漆喰の二種類の左官材料を塗ることが出きましたが、やはりみんな平滑にし上げることがこれほど難しいのかと思い知ったようです。できそうだけれども実は難しい、という発見は、物づくりに関わる者にとって、とてもとてもたいせつな経験なのだと思います。

その後の懇親会を含めて、ほんとうに楽しく有意義で素敵な時間を過ごすことが出来ました。小沼さん、植田さん、本当にありがとうございました。

2011年10月18日

栗駒木材の大場さんのおはなしを聞いてきました

先週のことになりますが、工学院大学で行われた木の建築塾で、栗駒木材の大場さんのお話を聞くことが出来ました。
千葉の斉藤造林さんとのお付き合いや木の研究会を通して、私も森と林業と木の家について考え実践しているわけですが、そのなかで栗駒木材さんの活動は聞き知っていました。しかし、聞き知っていることと実際にお話を聞くのは、全く別です。というわけで、東京で栗駒木材の大黒柱である大場さんのお話を聞けるとあってはせ参じたわけです。

大場さんのお話はとても面白かったというのが感想です。
でも、それでは、何が何だかわからないですね。というわけで、ちょっと掻い摘んで大場さんのお話をご紹介します。

栗駒木材さんはできるだけ天然乾燥に近い状態で木材を出荷したいと考えています。それは、重油を焚いて乾燥させる今までの木材乾燥は、やはりもったいない、であれば製材で出る木片を利用して、それを焚いて燻煙で乾燥させる方法が良い、ということで、燻煙乾燥をやっておられます。もちろん、燻煙では含水率を30%程度までしか下げられませんから、そのあとで2〜3ヶ月間の天然乾燥も合わせて行うということでした。
また、日本の林業は労働集約的で手間ひまをかけます。その人件費がバカにならないために日本の林業はビジネスとして成立し難くなっています。たとえば、植林してから数年は苗木の間でグングンと成長する雑草を刈り取ってあげないと木は成長不良になります。この下草刈りが大変な手間なのです。そこで栗駒木材さんは何を考えたかというと、牛を放牧して下草を食べさせるということを始めたんですね。それも、和牛はダメでジャジー牛がいいのだとか。でも、下草が増えると、牛も好きな草しか食べてくれないのでもう一つ工夫が必要だと言っていました。

それから、栗駒木材さんはペレットの生産でも有名です。栗駒木材さんのペレットは灯油よりも安いということでとても実用的。林業は森林資源を総合的に活用していかないとビジネスとして成立させることは難しいというのが現状です。山に生えている木を家で使える木材に加工するともともとの体積の20%くらいになってしまいます。残りの80%は製材して残った端っこやオガクズなんですね。これらも立派な森林資源ですから、これを活用しない手はない。それらを十分に活用できるのがペレット燃料なのです。ペレット燃料も十分に乾燥させる必要がありますから、ここでも重油を使うのは本末転倒です。栗駒木材さんではビニールハウスの中で自然に乾燥させる方法をとっていました。

高級な和室の需要が激減して、木目の美しい無垢の高級材の流通がほとんど無くなっている現代。林業という経済の一端を支えていたそうした高級材にたよる生き方ができなくなっている現代。総合的に森林資源を余すところなく活用するという方向に活路を見出そうとしている栗駒木材さんは、とってもパワフルな材木屋さんでした。

<補記>
講座の後半は、3.11の被災地にペレットストーブを届けたというお話でした。震災時は工場もストップしていましたから、自分のところでもペレット燃料は作れませんでした。そこで、全国のペレット生産者からペレット燃料が届けられたとのこと、ペレットストーブは新潟のメーカーが提供してくれたそうです。その行動力の素晴らしさに心から拍手を送っていた私でした。

2011年10月20日

「大地の家」---鈴木喜一

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鈴木喜一さんは建築家です。設計活動を行いながら、神楽坂で「あゆみギャラリー」をやられています。そして、神楽坂建築塾も主宰しておられます。

工業高校の建築科を卒業され,設計事務所で実務を経験された後に武蔵野美術大学に入られました。ですから,私の先輩になります、が、ムサ美は建築学科ではありませんでしたので、正確には先輩ではないですね。
ムサ美を卒業された後、1980年~1981年、「鈴木喜一建築計画工房」を開設される前、フランスを拠点として世界各地を旅されてます。その旅先で見た風景に、住まいの原風景を感じた、写真に収めた,紀行文を書かれた,それがこの本です。

文章というものには力があります。本を書いた者として言えるのは、著書を記すというのは大変な作業だということです。書きなぐったものがそのまま本になるということは、専業で著述業をやっておられる方だとしても、まずはありえません。ましてや、本業は別にあればなおのこと。私が書いた本も、書いては消し書いては消しの繰り返しで、本になった文章の裏には日の目を見なかった膨大な量の文章が存在しているのです。それくらい厳選して、やっとそれなりの本になる。そうやって、文章を丁寧に磨いてゆくと、やっぱりそこにある言葉は力を持つようになるのです。(私などは、まだまだですが・・・)

鈴木喜一さんの、この「大地の家」に記された言葉には力があると思いました。文章に、言葉に力があると、読んでいてぐんぐん引きつけられます。それは、私が、ここに出てくる地名のいくつかをこの足で踏んでいるからだけではないと思うのです。

鈴木喜一さんの研ぎ澄まされた視線がある。その視線の力を言葉に潜ませるために鈴木喜一さんの気持ちのパワーがこの本からは溢れていると感じます。世に、建築家の書いた本は数多あれども、この本のように言葉にしっかりとした力がある本は残念ながら数少ない。そういう意味で、稀有な本です。ただ、残念ながら版元在庫なしで、鈴木さんの手元にある分だけということです。鈴木喜一さんのブログに注文の方法が書かれています。多くの人に読んでほしい一冊だと思います。

2011年10月21日

mokusei_House(R)---完成見学会のお知らせ

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今日は、新川崎で工事が進められておりましたmokusei_House(R)の施主検査でした。
写真は今日の様子。工事が少し遅れ気味だったので床の養生は残っていましたが、検査のために一時的にとってもらって床の傷がないかを確認しました。

来週半ばには、いよいよ完成のはこびとなりますが、このたび建主様のご厚意により見学会を行わせていただくことになりましたので、ここにお知らせいたします。

期日:10月29日(土曜日) 午後1時から午後4時まで
会場:JR新川崎駅から徒歩7分ほど。お申し込みいただいた方に詳しい住所をお知らせします。

mokusei_House(R)は、お体の不自由なお母様のためを考えたリフォームで、耐震改修工事、断熱改修工事も行っています。床はお母様のたっての希望で無垢の桧フローリング。壁はメンテナンスを考えてクロスにしましたが、お風呂はやっぱりタイルねということでタイルを貼ってつくりました。耐震改修、バリアフリー改修、桧のフローリングの香り。会場は新川崎駅から徒歩7分ほど。見学のお申し込み、お問い合わせを頂いた方に詳しい住所をお知らせいたします。お申し込みはメールで「mokusei_House」見学希望と書いていただいてお送りください。

2011年10月24日

自分で塗ってみよう!自然塗料編

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土曜日(2011年10月22日)はNPO法人家づくりの会の講座が日本オスモ東京ショウルームで行われました。今回は、自然系塗料の基礎知識と実際に塗ってみようという体験講座の二本立てでした。
自然系塗料についてはインターネットで様々な情報を得ることが出来ますが、実際に塗ってみないとわからないことも多いものです。というわけで、講座は大盛況。そして、多くの方がワックスくらいならば自分で塗ってみたいなと思っておられることが、その熱意からよくわかりました。

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2011年10月25日

アトリエフルカワのホームページが新しくなりました。

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アトリエフルカワのホームページが新装開店いたしました。

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2011年10月27日

新ホームページのお知らせは・・・

トップにあるのはうっとしいので後ろに下げます。笑

2011年10月28日

俳句 兼題「秋彼岸」2句+2句

昨日は大学の大先輩が主催されている句会に出席。
兼題「秋彼岸」をいれた2句を含めて4句の投句。

私の句は次の4句。

巾着のかたちに紅き秋彼岸

水道の蛇口冷たく秋彼岸

夕涼み蚊取り線香虫啼く路地

虫唾走る揺れ未だ来ぬ金木犀


選句では「巾着の・・・」に2票、「水道の・・」に3票いただいた。
「水道」の句では「蛇口冷たく」というところを大いに褒めていただいた。ほめられると嬉しいものです。ただし、次のようにした方がいいというご指摘もいただく。

水道の蛇口冷たし秋彼岸

もしくは

水道の蛇口冷たき秋彼岸

ようは「秋彼岸」の前で切ったほうがいいだろうということ。なるほどなるほど、勉強になります。
愉しい句会に参加させていただき、ありがとうございました。

2011年10月31日

Trick or Treat

<初出 2004年>

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