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2005年09月29日

A Rainbow In Curved Air---Terry Riley

[音楽--music ]

A Rainbow In Curved Air---Terry Riley
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MADCONECTIONのiGaさんの記事を読んだ時にはホントに驚いた。
テリー・ライリー来日、そしてコンサートが行われる!
そして、なんとその会場(東京)は
僕の通勤路にある、自由学園明日館の講堂。それも三日連続ということなのだ。
○「テリー・ライリーが」(MADCONECTION)

テリー・ライリーという作曲家にはいろいろな意味で影響を受けていることは
以前に「in C」で書いたとおり。
しかし、ライリーという人がいかなる人物なのか、僕はほとんど知らなかったりする。
来日前に、少しは調べておこう。

この「A Rainbow In Curved Air」というレコードが、様々な音楽シーンに与えた影響は計り知れないのではないだろうか。
今も聴きながら、この記事を書いているのだが、2曲目のリードアンサンブル(?)などは、菊地成孔も参加しているUAの「Sun」を連想させる。
ライリーの音楽は、根が深く、広く世界につながっている。

今回の、情報の初出は「山尾好奇堂
テリー・ライリー、来る!(2005.09.01.)」とのこと。

いまから11月が楽しみだ。

その前にキースジャレットのソロコンサートも待っている。

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記事を書いているうちに、11月の来日情報の詳細がわかった。
パシフィック・クロッシング2005
11月15日から17日 自由学園明日館講堂

■コンサート
「賢者の手:テリ-・ライリ-のピアノ」
11/15(火)会場18:30開演19:00
「ビ-ト経文:テリー・ライリーとビート詩人たち」
11/16(水)会場18:30開演19:00
東京:自由学園・明日館 講堂
前売り4000円 当日4500円
「その魔法の響きにふれる」
11/19(土)会場17:30開演18:00
11/20(日)会場13:30開演14:00
金沢21世紀美術館 シアタ-21
前売り3000円 当日3500円
■トーク&デモンストレーション
11/17(木)会場18:30開演19:00
東京:自由学園・明日館 講堂
一般2000円 学生1000円
11/21(月)会場18:30開演19:00
福岡:ゆめア-ル大橋
一般2000円 学生1000円
■出演
テリー・ライリー(ピアノ・声・シンセサイザー)
デイヴィッド・タネンバウム(ギタ-)他
■お問い合せ
パシフィック・クロッシング実行委員会(東京・福岡)
e-mail pacificcrossing2005@yahoo.co.jp
URL http://pacificcrossings.com
金沢21世紀美術館(金沢)
TEL 076-220-2800
URL http://www.kanazawa21.jp

情報源はこちら

<追記 2005.11.17>
コンサートとトークセッションに行ってきました。
○「賢者の手---テリー・ライリーのピアノ」(11月15日)
○「ビート経文--テリー・ライリーとビート詩人たち」(11月16日)
テリー・ライリー 最終日はトークセッションでした (11月17日)


※新しいホームページで情報更新中!!

投稿者 furukawa_yasushi : 2005年09月29日 14:25

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» テリー・ライリー、来日 from 8 decades on EARTH
生存してるのかどうかさえ定かでないという謎多き人物?テリー・ライリーがなんと来日するそうです。→参考記事 ◎11/15(火) 19:00- 「賢者の手:... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年09月29日 23:24

コメント

TBありがとうございます。
こちらのブログも、MADCONECTIONも、おもしろいですね。
拙ブログのライリーの日には本当にいろいろな方がアクセスしていただいて、しかもほとんどがガッチガチの現代音楽マニアじゃないっていうのが、おもしろかったです。僕としてはライリーってこういう人たちに聴かれているのか、ということがわかりました。藤枝さんにも伝えてありますので、彼を通じてライリー本人にも伝わるんじゃないかと思います。

投稿者 at.yamao : 2005年09月29日 15:14

at.yamaoさん はじめまして。
TBしておきながら、はじめましてもないのだけれども、
ちょっと恐縮しております。
僕のような素人のブログに、いわばプロの山尾さんから直接コメントをいただけるなんて
ほんと、嬉しい限りなのであります。
僕が、ライリーを知ったのは、クロノスカルテットのCDからです。
そういう人も多いのではないでしょうか。
来日公演、前売りが始まっているようですね。申し込みを済ませました。
今から楽しみです。

投稿者 fuRu : 2005年09月29日 15:28

いえいえ、TBなどどうぞご自由に。それにネットの世界ではプロもアマもないですし、仕事ではまず接することがない職業の方や情報に出会えますから、むしろそういった「予期せぬアクセス」で、こちらもいろいろなことを勉強させていただけるのです。
木の家、いいですよね。天上が高ければ、自分の家にコンサートホールが生まれるようなものです。ミニコンサートが楽しそう。僕も財力があれば・・・。(泣)
美術館や博物館、アトリエやサロンなどでのミニコンサートにはとても興味があるので、ほどよいサイズの空間(建物)というのに関心を持っています。自由学園も音響的なことを考えたらあれですが、あそこにしかない雰囲気の中で生まれる音楽というのも、フレンドリーで心地いいです。音楽と空間(カフェなどのお店も含め)との関係は大切ですね。

投稿者 at.yamao : 2005年09月29日 15:49

at.yamao さん
ほど良いサイズのフレンドリーな空間。
音楽が優しくなるようなそんな空間。
良いですね。
いつか、そういう空間を設計してみたいものです。
音楽と空間との関係は、本当に大切だと思います。

投稿者 fuRu : 2005年09月29日 19:20

at.yamaoさん はじめまして。
山尾好奇堂の「テリー・ライリー、来る」の記事は何かを探している時に偶然に見つけたもので、正にセレンディピティでした。それで fuRuさんが「in C」を書いていたので、そこに書き込み、自分のブログでも紹介させていただきました。
僕はテリー・ライリーは1970年代に良く聴きました。或る時、友達が赤ん坊を連れて遊びにきたとき、赤ん坊がむずかって泣きやまないので、母胎の環境に近い音楽はどうかなと、試しにテリー・ライリーのレコードを掛けたらピタリと泣きやんだことがありましたね。

投稿者 iGa : 2005年09月30日 02:54

以前写真展をやっていたときに入ることが出来ましたが、あそこの講堂もすごく良い空間ですよね。
テリー・ライリーという方の事は知りませんが、面白そうですね。

投稿者 boro9239 : 2005年09月30日 11:38

fuRuさん こんにちは。 秋には Requiem for Adam の 
CDジャケット(落ち葉)がよくにあいますね。

投稿者 いのうえ : 2005年09月30日 23:42

こんばんは。

fuRuさんのエントリを見て、思わず歓声を上げてしまいました。
嬉しい!
早速チケットを注文した私です(笑)

画像の『A Rainbow in curved air』を一昨日ループ聴いていたこともあって、タイムリーな記事でした。

そういえば、2曲目の『Poppy nogood〜』について、
「"poppy"はアヘンのことですか?」とインタビュウで訊かれたライリーが、
「いや、娘が(小さい頃)、私のことを"Poppy"と呼んでいたので…」と笑って答えていました。
『パパ、だめでしょ』みたいな意味だとか。
後からのこじつけっぽい?とも思うのですが、「ライリー="Poppy"」って、なんだか可愛いですね。

投稿者 Kompf : 2005年10月01日 00:36

boro9239さん
明日館はライトで、講堂は遠藤新さん。どちらも捨てがたい魅力にあふれた空間ですね。

いのうえさん
Requiem for Adamは ライリーの作品の中でも新しいものです。
今回の来日でどんなパフォーマンスをしてくれるか、今から楽しみです。

Kompfさん
>『パパ、だめでしょ』
そんなエピソードがありましたか。何だか、ライリーらしい、感じですね。
さて、僕もチケットの予約をしたんですが
ファックスを送っただけなので、ちょっと心配です。
でも、絶対ゲットしてやる。
会場で見かけたら声をかけますね。

投稿者 fuRu : 2005年10月01日 22:13

そういえば、このCDジャケットはオリジナルLPの裏側に使われていたドローイングですね。
オリジナルLPの表はテリー・ライリーの顔が草原の上の入道雲のようにジャケット一面に広がったもの。
デザインが不評だったのでしょうか。ちょっと、、、

投稿者 iGa : 2005年10月02日 12:58

iGaさん
いやあ、僕はこっちの方がオリジナルだとばかり思っていました。
あの、顔面アップのジャケットの方がオリジナルだったとは。

投稿者 fuRu : 2005年10月02日 22:56

土曜日の日付で
パブリッククロッシングの事務局より
チケット予約のお返事がきていた。
これで、三日間通える。

投稿者 fuRu : 2005年10月03日 09:34

はじめまして。私はナースをして14年目になります。昨年、秋田からはるばる名古屋に向かいまして、グリーフケアについて蛭田みどり先生の講演をお聞きしました。ケアタウンのすばらしい活動に感動しました。私の病院では、緩和チームがようやく立ち上がりまして、日々勉強しているところなのですが、私たちの活動が患者様のために生かされているかというとそうでもありません。スタッフ全員に浸透しきってないのも原因ですが、あまり時間のない患者様に一秒でも早く心地よい環境を提供したいけれど、緩和ケア回診がくるおかげで面倒だし忙しいし、という声を聞きとてもショックでした。大切なことは何なのかをみんなで思い出したいと強く思いました。そこで、蛭田先生が講義の中で行った死の体験旅行です。大切なものとの永遠の別れは止める事ができませんでした。この疑似体験を病棟でもやってみたいのですが、よろしいでしょうか。直接蛭田先生にお伺いすればよいのですが、こちらにアクセスしてしまいました。詳しい内容も教えていただければうれしいです。必ずみんなの心が動くはずです。どうかよろしくお願いいたします。

投稿者 abemiyu : 2007年05月16日 18:07

abemiyuさま
別便のメールを送らせていただきましたことをお許し下さい。
そうでしたか、蛭田先生の「死の体験旅行」に使われた曲がテリー・ライリーの曲だったんですね。
それにしても不思議なものです。
お書きになっている「蛭田みどり」さんというお名前で検索してみましたら
「聖ヨハネホスピス研究所」が出てきました。

実は、先のメールで、私が設計に参加していたというのは
まさにこの山崎章郎先生がおられた「聖ヨハネホスピス研究所」だったんです。
そして、検索した限りでは、蛭田みどりさんという方はこの施設に勤務されている、
あるいは勤務されていたようですね。

そして、このライリーの記事の数日前の記事で紹介した「ケアタウン小平」というのが、山崎先生が「聖ヨハネホスピス研究所」を退職されてホスピスコーディネイターの長谷さんと始められた施設だったんです。

最初はabemiyuさんのコメントを読んだときに「ケアタウン小平」の記事へのコメントが、間違ってこちらに来てしまったのかと思っていました。

それを考えますと、本当に不思議なものを感じてしまいます。

投稿者 fuRu : 2007年05月16日 22:56

はじめまして、道本と申します。
「死の体験旅行」を検索しておりましたら、当ブログに行きつきました。
私は、緩和に興味があり、病棟勉強会でも「緩和」を担当しております。
以前、蛭田みどりさんの講義を聴かせていただいたことがあります。
その講義で「死の体験旅行」を受け、非常に感銘をうけました。
私の病棟でも勉強会の時に遣いたいと思っているのですが、話の内容がわからず困っています。
もしよろしければ、教えていただければ嬉しいのですが。
突然のコメントに、ぶしつけな申し出でもうしわけありませんが宜しくお願いします。

投稿者 道本ゆかり : 2011年09月22日 00:11

道本ゆかり さま
コメントありがとうございます。
しかし、せっかく頂いたコメントですが、私は蛭田先生の「死の体験旅行」については、まったく門外漢なのです。ですから、それがお話なのか、蛭田先生がどのように臨床に使われているのか、まったく知りません。残念ながら、道本さんのお力になれないかと思います。

投稿者 fuRu : 2011年09月23日 00:00