「ブログの力」--Blogの可能性に気づいたユーザーたち
編著: GEODESIC
ISBN:4861670217 出版: 九天社 定価:1,600-円(+税)
あたらしいブログの本が出ました。
僕がブログを始める直接のきっかけになった
秋山さんのブログ「aki's STOCKTAKING」と
GEODESICの栗田さん「CHRONOFILE」をふたつの中心とする不思議な本です。
不思議な本だけれども、いまのブログを取り巻く状況を
とてもわかりやすく網羅し描ききっている、と思います。
ブログとは何か?という先の見えない答えへの
この本はもっとも良き近道だと思います。
僕のこのブログも末席で紹介していただいています。(感謝!)
専用ブログもできています。
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Skies of America--Ornett Coleman
「アメリカの空」--オーネット・コールマン
ロンドン交響楽団(指揮:デヴィッド・ミーシャム)
(録音:1972年4月)
オーネット・コールマンが描く「もうひとつのアメリカ」
オーネットが見上げる「アメリカの空」はどんな色をしているんだろう。
オーネットはいつでも、「もうひとつのアメリカ」を見ていた。
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「ポートレイト・イン・ジャズ」
著:和田誠、村上春樹
ISBN:4-10-353407-9 出版:新潮社 定価:2500円(税抜き)
僕はジャズが好きだ。結構聴いている。
でも、まんべんなく聴いているわけではない。とても、かたよりがある。
この本には、26人のジャズミュージシャンが登場する。
知っている名前もあるし、相当に聴き込んだ人もいる。
一方、全然縁のなかった人の名前もいる。
なかでもビリー・ホリデイ。
僕はこれまでほとんど聴いていなかった。
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「村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ」
著:三浦雅士
ISBN:4-403-21080-5 出版:株式会社新書館 定価:1800円(税別)
「もうひとつのアメリカ」とは
アメリカ現代文学が描いている「もうひとつのアメリカ」のこと。
でも、この本はそれだけじゃあない。
村上春樹論であり、翻訳論、現代アメリカ論でもあるのです。
そして、僕の中では「住宅設計論」ともかさなってくるのです。
(なんだ、それは?)
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「泥まみれの虎—宮崎駿の妄想ノート」
著:宮崎駿
出版:大日本絵画 ISBN: 4499227909 定価:2625円(税込み)
「ハウルの動く城」の公開がせまった宮崎駿が描く戦争。
「泥まみれの虎」とはオットー・カリウス指揮するタイガー1型戦車。
第二次大戦、エストニア、ナルヴァ戦線。1944年3月。
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今日は森林インストラクター資格試験の2次試験だった。
僕のところに届いた通知では昨日が試験日だったのだが
大多喜の森へ行く予定があったので今日に変更してもらった。
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「ミスター・ヴァーティゴ」
著:ポール・オースター 訳:柴田元幸
出版社:新潮社 ISBN:4105217070 定価:2520円(税込み)
この本を読み終えて
僕はとても嬉しくなった。
「物語の力」がこれほどまでにパワフル全開で僕を満たしてくれたなんて
いままでなかったからだ。
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COLLECTORS' ITEMS---Miles Davis
1956年3月16日録音(一部1953年1月録音が含まれます)。
絶好調のSonny Rollinsを従えたMiles Davis。
陽の目を見なかったお蔵テイクの寄せ集めみたいなタイトル。
ちょっと損をしていますねえ、このレコード。
内容は素晴らしい。
冒頭から引き込まれますが、
なかでも最後の「In Your Own Sweet Way」での
Milesの最初のひと吹きが秀逸です。
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How to Dismantle an Atomic Bomb---U2
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「これは、僕らのファーストアルバムだ」
ボノのこの言葉には
レトリカルな響き、コピーライターの思惑、そんなものが一切ない。
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「翻訳夜話」
著:村上春樹・柴田元幸
文春新書 定価:740円+税
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翻訳という作業について村上春樹と柴田元幸が行った、
三つのワークショップの記録に
レイモンド・カヴァーとポール・オースターの短編小説を
両者が訳したテキスト(+原文)を加えて一緒にした本です。
以前のエントリー三浦雅士の「村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ」で、
「翻訳」という作業に強い関心をもち、「住宅設計」との類似性について考えたことを書きました。
そこで、「翻訳」というキーワードを、「住宅設計」に関連させて
もっと掘り下げてみようと思いこの本を読んでみました。
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