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2005年01月14日
コーヒーミルと割れるお皿
窓際に並べられたコーヒーミルはそこでじっとお客さんを待つ。
そのお店は、コーヒーを頼むと豆を自分で挽かせてくれる。
ミルのハンドルを速からず遅からず回す。
ミルは適切な時間で豆を挽いてくれる。
熱いお湯が注がれ、今まさにコーヒーとしてカップに注がれようとしている。
お皿を割ってしまう女性がいる。
割れるお皿は元には戻らない。
そこには確実に失われるものがある。
母の死、妻の死。
窯工の窯に薪をくべる。
ストーブの薪を運ぶ。
薪は人とかかわりながら焔となって灰に帰す。
落ち葉が散る。
掃いても掃いても散ってくる落ち葉を、何度も何度も繰り返し箒で掃く。
掃いても掃いても落ち葉は積もる。
時間はどんなふうにながれるのだろうか?
時には噛みしめるように。
時には奪い去られるように。
<蛇足>
「優しい時間」がはじまった。
「北の国」から足掛け25年。
シルクロードが25年ぶりに放送されることと、不思議にかさなるけれども
これはただの偶然か?
それとも、25年周期の「なにか」があるのか?
テレビドラマという画面にそれぞれの登場人物とそれぞれが抱えている時間が
自然に納まっているのが素敵だった。
一夜漬けでは絶対に出来ない脚本、そしてドラマ。
最近、役者として光っている時任三郎の存在も生きている。
全11話、すべてを期待させるオープニングだった。
それにしても、またしても録画を失敗してしまった。11時9分までだったなんてね。
○第1話のこと「コーヒーミルと割れるお皿」
○第2話のこと「土をこねることと「結婚」」
○第3話のこと「一人でいきる」
○第4話のこと「お金と時間---境界線」
○第5話のこと「言う、言わない、言えない」
○第6話のこと「クリスマスの夜に」
○第7話のこと「ふりかえるという「仕事」」
○第8話のこと「みえない」
○第9話のこと「傷」
○第10話のこと「みられる」
○第11話のこと「つめこまれた時間」
※新しいホームページで情報更新中!!
投稿者 furukawa_yasushi : 2005年01月14日 09:56
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» 優しい時間 from たまプラ LIFE
たまプラーザ駅の上りホームに貼られた4枚の大きなポスター。
真っ白な雪景色。その美しい銀世界の横に、遠くを見やるような俳優たちの表情。寺尾聰。二宮和也。大竹しのぶ。長澤まさみ。
フジテレビ「優しい時間」のポスターが、電車を待つ人たちを見守るかのよ... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年01月14日 23:03
» 優しい時間 from かこぶろ。
「森の時計はゆっくり進む」
□フジ 「優しい時間」
倉本聡、原作・脚本(他に三人と共同脚本)のドラマが始まりました。
得意な北海道ものです。
富良野に美瑛、とくれば個人的には「北の国から」目的に数年前旅行した頃を思い出さずにいられません。
特に美瑛の美しさ... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年01月20日 23:22
コメント
フルカワさん、こんばんは。
趣味嗜好がとても類似しているように思えるのですが、私も「優しい時間」見ました。
こういう丁寧に作られたドラマ、いいですよね。
すみません。TBさせていただきました。
ちなみに私も録画組みで、途中で切れてしまい、最後が気になるのですが。。我慢します(^_^;)
投稿者 sunneko11 : 2005年01月14日 23:12
sunneko11さん どーも
>こういう丁寧に作られたドラマ、いいですよね。
そうそう、それが言いたかったんですよ。
うんうん。
それにしても、録画を失敗されたかたがこんなところにもいたとは。たはは、ですね。
投稿者 fuRu : 2005年01月15日 22:29
私もこれは、見たいと久々に思いました。
ミルを手入れするシーンが印象的でした。
手塚里美、時任三郎、かつての青春ドラマを思い出します。まさに、時の流れ・・・
投稿者 bee : 2005年01月19日 12:02
beeさん こんにちは
beeさん、って誰かな?と思っていたらbeeさんではないですか。
初コメントありがとうございます。
>ミルを手入れするシーンが印象的でした。
最初は、なんでこんなにミルがあるんだろうか?ここのマスターはミルのコレクターか?なんて、ぼけておりました。
>手塚里美、時任三郎、かつての青春ドラマを思い出します。
「不揃いの林檎たち」を、僕もうっすらと思い出していました。
投稿者 fuRu : 2005年01月19日 13:47