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ちょっと驚きましたが・・・
「ル・コルビュジエのインド 」
写真:北田英治 出版・編:彰国社
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先日、ドーモ・アラベスカで拝見した
北田英治さんの写真の多くは、こちらの写真集に収録されています。
あらためて、この写真集を見ていていろいろ考えました。
コルビュジェにとってインドとはいったいなんだったのでしょう。
おかげさまで、アトリエフルカワは10周年を迎えることが出来ました。
この6月1日からアトリエフルカワ一級建築士事務所は11年目に突入です。
もう10年、まだまだ10年。
こがものシーズン到来です。
可愛いですよね。
私が住んでいるところの近くを流れる落合川にはこの頃になるとかもの親子を水辺で見かけるようになります。とはいってもなかなか巡り会うチャンスはありません。たとえ巡り会ったとしてもそういうときはカメラを持っておらず、写真に納めることが出来ません。
やはり可愛いものはカメラに納めておきたい。そう思っていましたところ、今日は家族で昭和記念公園に行ってきたのですが、そこの噴水のところでこがも発見。すかさずカメラに納めたというわけです。
そこにいたのは2羽だけ。普通は4から5羽は続いているのに、なにかあったのでしょうか。おまけに、親ガモが近くにいませんでした。ちょっと心配でしたが、帰りがけにもう一度噴水に寄ったら今度は親ガモもおりました。よかったよかった。
採集地:昭和記念公園
yagen_House が はじまります
yagenとは「薬研」
不思議な名前ですね。
yagen_House は 私と同世代のご夫婦とお子さんお二人のお宅です。
家づくりの会で知り合ったご夫婦からリフォームの相談。
そして、設計が始まります。
「T.K.M._House」の役所中間検査は5月20日に合格していましたが
天候の様子を見て屋根工事だけ少し遅れて数日前に完了しました。
屋根はガルバリュウム鋼板の縦はぜ葺きです。
なかなか格好良い仕上がりなのですが
当初は瓦棒葺で仕上げる予定でした。
それが、なぜコストもかかる縦はぜ葺になったのでしょうか?
知る人ぞしる雑誌「左官教室」が惜しくも休刊(?)となり
編集長だった小林澄夫さんが新しい雑誌の編集をされるようになった。
「月刊 さかん」といいます。
6月号の表紙には、北田英治さんが撮られた中国は麗江の甍がありました。
小林さんの話によれば、北田さんは中国雲南・チベット周辺の版築の興味深い写真を数多く撮っておられるそうで、今度機会があったらぜひ拝見させていただきたいですね。
「月刊 さかん」のご購読お申し込み、お問い合わせはこちらまで
〒150-0011
東京都渋谷区東1-2-7古川ビル
株式会社コーパス 月刊さかん編集室
TEL:03-3499-8180
メール:sakan@bu.iij4u.jp
今日は建築家の高野保光さんのお仕事を拝見させていただく機会を得ました。
築80年の母屋に離れのように新しい家が接ぎ木されていました。
この80年の年月が設計のテーマ。
そして、そこには「古いもの」と「新しいもの」が
互いが主張せず、おたがいにその場を譲り合いながら素直に生活の場を創りあげていました。
新旧を強烈に対比させるのでもなく、古いものへの過剰な思い入れでもなく。
その関係は、今までにない、なにか大きなものの上に成り立っているのではと思います。
明日からは家づくりの会の年に一度の総会で清里に行ってきます。
帰りは月曜日の夕方になります。
家づくりの会の総会が行われた清里から目白の事務所に戻ると
東京は夏の日差しで暑い熱い。
私の事務所は木造2階建ての2階にあって
古い建物だから断熱材も入っていなくて
蒸し風呂のようです。
あわてて、冷房をつけてみたのですが
はて?うんともスンとも言いません。
おかしいなあと、室外機を見てみれば
隣さんの藤の蔓がぐるりぐるりと室外機を羽交い締めにしているではありませんか。
まいったなあ、これでは冷房も効きません。
急遽、脚立で下屋の屋根の上にある室外機に絡まる
ながい蔓を、ちょっきんちょっきん、切っては投げきってはなげ。
格闘の末、事務所のクーラーはしっかりと動き始めてくれました。
あー、よかった。
それにしても何だか、明日の我が身を見るかのような出来事でした。
蔓に絡まる悪夢を見そうです。
「生物と無生物のあいだ」
著:福岡伸一 講談社現代新書1891
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とにかく面白い本です。
興味深くて深甚な表現の妙も豊富に蓄えた素晴らしい本であることに間違いありません。
そのいつくかを覚え書きしておきます。
現在、家づくりの相談を受けている方からいただいたメールに
次のような言葉があってびっくりしてしまいました。
「大手銀行はどこも建て売りとマンションのみの融資に切り替えているところで、土地から建築家さんにお願いする形の融資には応じないというのです!」
家が完成してからの一括融資しかダメという話は数年前からでていましたが
事態はさらに変わっていることに愕然とします。
この方は、大手銀行では埒が明かなくて、地方銀行や信用金庫などをまわることになり、そこでも「融資には応じない」という一律の回答で「いったいどうなっているんだ」と思ったそうです。それでも、原則は応じられないけれども相談次第というところもあって、いくつかの金融機関ともう少し話を進めてみられるそうです。
それにしても、お金を借りずに家を手に入れることの出来る人などほとんどいないわけですから、銀行が「建て売り住宅」と「マンション」を買うためにだけ融資するということは、「家をつくる」という選択肢を我々から奪い取ってしまうことになります。これはいったいどういうことなんでしょう。
「家をつくる」という自由が、我々から奪われようとしている。これは大変大きな問題です。
家づくりの会の総会の翌日
清里にある本間至さんの別荘を拝見させていただきました。
強者建築家たちが別荘を取り囲んでいます。
最近、本間さんが出された本は
家づくりについてのたくさんの知恵が詰め込まれた内容充実の本でしたが
こちらの別荘も、大きなところから細かなところまで隅々にわたって大切に設計されています。
20坪強の広さに多くのアイデアが詰め込まれていますが、まったく嫌味にならず自然に全体の中に溶け込んでいるのはさすが。一軒の家の全体像を崩さず、よけいなものを加えず、さりげなくまとめられたお仕事はとても魅力的でした。
事務所開所10周年とブログに書いたら
お祝いにと、コメント欄にも時々ご登場いただくreireiさんが
私のために帽子を作ってくださった。
私は自慢でもないが頭が大きい。
だから、市販の帽子はどれも小さくてダメなのです。
というわけで、私のサイズでつくってくださって、ほんとに嬉しい。感謝感激なのであります。
また、この帽子、裏地が良い。
今日は「ka-ka-shi_House」の引き渡しでした。
壁の仕上げはペンキですべてセルフビルドで行うということで
床の養生などそのままの状態での引き渡しになりました。
すでに壁塗りはずいぶんすすんでいて
明日の作業で完了の予定です。
カークさんこと山田馨さんの個展のお知らせが届きました。
カークさんは写真家であります。
○kaoru photo...2
・期 間 :6月30日から7月5日まで(日曜休館)正午〜午後7時まで、最終日のみ5時まで
・会 場 :銀座のギャラリー「ツープラス」
ぜひ、おうかがいさせていただきますね。
「サボテンハウス」は
やっぱり
「サボテンハウス」だろう。
まちがっても
「さぼてんハウス」ではない。
「さぼてんハウス」だと
トンカツがでてきそうだ。
「サボテンハウス」・・・・・
なんかいいかもしれない。
「超訳『資本論』」
著:的場昭弘 祥伝社新書111
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「資本論」を読んでいます。とは言っても「超訳」です。
「超訳」ですから、新書で約350頁足らずの中に「資本論第一巻」が詰め込まれています。
もちろん、こんな新書を読んでも「資本論」を読んだことにはならないですが
「資本論」がどういう書物なのか、その概観を知るにはとても便利だと思い読みました。
どういう概念をどういう構成で書いた本か。
まずは、それを知ることがあの膨大な「資本論」を読むための第一歩だと思いますし、この本はとても分かりやすく書かれていましたので、読んだ甲斐ある刺激的な本でした。
私が今考えていることは、
「サボテンハウス」の資本論的意義・・・???
いらすと:ふるかわはるみ
スペイン優勝でしたね。
素晴らしい戦いぶりでした。
ここのところ毎回毎回、優勝候補としてあげられながら予選リーグで敗退したりと
期待を裏切り続けてきた無敵艦隊が44年ぶりにEuroの大舞台で優勝を飾りました。
でも、44年ぶりとかそういうことは、どうでもいいのです。
彼らの戦いぶりが素晴らしかった。
これにつきます。
スペインリーグになじみのない私はイングランドリーグしかわからないのですが
贔屓のアーセナルに所属するセスク・ファブレガスの素晴らしさには
17歳でデビューした時から目を見張る思いで見続けてきて
こんな凄い選手のいるスペインは凄いだろう、くらいに思っていたのですが
セスクのような、あるいはそれ以上の選手がこれだけそろっていて
そのスーパースターたちが、まさにひとつになってサッカーをしていました。
おたがいの良さを生かしきるサッカーです。
これは、とてつもなく凄いことですし、その一体となったチームの姿は美しかった。
さらには、その姿勢を最後まで崩さず突き抜けたというのが、本当に素晴らしい。
こんな素晴らしい試合をみせてくれたスペインに
優勝のおめでとうを言いたいと同時に 大きな感謝の気持ちで一杯です。