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2009年05月 アーカイブ

2009年05月01日

浅間山 遥か

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K200D

所用で軽井沢に行ってきました。
ちょっとだけ道草。
浅間山を遥かに望み、手前の土手にはタンポポが。
噴煙も少し見えていますね。

タンポポを 下に見下ろす 浅間山

2009年05月03日

御嶽山---開田高原より

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学生時代にワンダーフォーゲル部に所属していました。
北アルプスに南アルプスに足しげく通いました。
卒業してからも、昔の仲間や高校のときの友人を誘ったり、誘われたり行ったものです。
その結果、北アルプスは主峰級は、北穂高岳、西穂高岳、唐松岳と五竜岳、笠岳をのぞきすべて踏破。
南アルプスは最南部の光岳、そして塩見岳をのぞきほほ踏破。
中央アルプスは残念ながら行く機会そのものを失い今に至ります。
こうして数えるとそれでもかなりの山に登っているのですが、その中で踏破していない3000m峰が2峰だけ残っています。
先にあげた塩見岳と、そしてこの御嶽山。
別に、3000m峰を全山制覇しようなんて考えていたわけでもないのですが、2峰だけ残っているとどうも気になるもの。というわけで、いつかは登ってみたい山の一つがこの御嶽山なのです。

今回はゴールデンウイークに家内の実家の松本に帰省したので、一度行ってみたかった赤沢美林に出かけたついでに開田高原まで足を伸ばして、御嶽山を眺めてきたのでした。

御嶽山は、いつかは登ってみたい気になる山なのです。

2009年05月05日

赤沢美林-更新する森林

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一度行ってみたかった「赤沢美林」にこのGWに行ってきました。
秋田の天然杉、青森ヒバに並ぶ、木曽桧の天然林で、日本三大美林のひとつです。
平安時代より良質な桧材を産出するとされ有名でしたが、江戸時代に入り材木の需要が増し切り過ぎとなり森が荒れる結果を招ねきました。森を管理していた尾張藩は、「木一本、首一つ」という厳しいおふれを出し森林を守ります。その時に伐採制限の対象となったのが、桧に加えた木曽五木といわれる「サワラ」「ネズコ」「アスナロ」「コウヤマキ」でした。

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2009年05月06日

赤沢森林鉄道

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木曽谷の桧を里に搬出するには、河川を流して行っていましたが、大正時代に木曽川に発電を主目的とするダムの建設が始まったり、急峻な河川を流す方法では材木の損傷も激しかったために、国鉄中央線が整備されたのを契機に鉄道による搬出が本格的に始まります。それが木曽森林鉄道です。
その後、トラックの普及、林道の開発により鉄道からトラックへの切り替えが進み、昭和50年5月が森林鉄道の最後の運行となったのでした。
しかし、森林鉄道の存続を望む声は絶えず、赤沢地区が自然保養林として開園していたこともあり、昭和53年に保存施設建設。この施設を使い昭和60年の伊勢神宮神木が搬出され、昭和62年、観光用としての鉄道運行が再開されたのでした。

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2009年05月08日

W.K._House(R)---現場犬 ポコ

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現場犬ポコは人気者。
近所の小学生が
「今日はポコ、いる?」って聞いてきます。
工務店さんの飼い犬なんですが
「W.K._House」の現場に時々出現中。

2009年05月09日

S.H._House---ひかり

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現場にゆくと発見があります。
「S.H._House」の夕暮れに行った時のこと。
そこに西日が射し込んで吹き抜けの大きな壁面に影ができていました。
陰とは光です。
光の神様がそこに降りてきているようでした。

さて、「S.H._House」は工事も佳境。
6月20日と21日に完成見学会を予定しています。
詳細が決まりましたらまたお知らせさせていただきます。
建築面積9.5坪、床面積18.5坪の楽しさが「ぎゅっ」と詰まったかわいい家になりそうです。

2009年05月11日

それほど熱心なフアンではなかったけれども・・・

高校生のとき。
新潟の田舎ではテレビのチャンネルはNHKを入れて4つしかなかったとき。
私は大きな耳になって
FMラジオのスピーカーにひっついていたとき。
そこから流れてきた渋谷の「屋根裏」でのライブ。
強烈な印象。
彼らを紹介していたのは渋谷陽一。洋楽専門かと思っていたら日本のロックを流していた。
屋根裏のライブはカセットテープに録音されて、擦り切れるほど聴いていたら本当に擦り切れてしまった。

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2009年05月13日

46

2004年の4月から始めたこのブログも
5月13日の誕生日がくるたびにいろいろなことを書いてきました。

41歳では
50代までにいろいろやってみようということを書いていました。
42歳では
本厄を迎え、藤原和博さんの「建てどき」という本で家は45歳を過ぎては建ててはいけないと書かれていたことを引き合いに出して自分のことを書いていました。
43歳では
他流試合(コンペ)に参加して自分自身に磨きをかけたいと書いていました。
44歳では
自分の仕事を「翻訳」という行為にたとえられると書いていました。
45歳では
四捨五入して50になるという決意を書いていました。

そして、いま46歳になって考えます。
まずは藤原和博さんの言っていた45歳を過ぎたら家を建ててはいけないという言葉に対しては、これはもういたしかたがない。尊敬する先輩建築家は還暦の日に自宅の上棟式を行いました。だから、この言葉には少し距離を置いてみようと思います。でも、家を建てるということは人生に勝つということでもありまして、それは自分自身に勝つということ。

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2009年05月14日

「ちっちゃな家」展 の お知らせ

「ちっちゃな家」展

期間:6月9日〜20日まで(日曜日、月曜日は休館です)
時間:午前10時〜午後6時まで
会場:「オッテ」タチカワブラインド銀座ショウルーム地下一階

AtoA・project」の企画による「建築家が選ぶ建築家」展の第3回目として
「ちっちゃな家」展が開催されます。
私もお声掛けいただき、他三名のみなさんと参加させていただくことになりました。
会場は銀座の一等地、博品館そばのタチカワブラインドのショウルームです。
場所が場所だけにちょっと緊張気味ですが、「ちっちゃな家」の魅力を伝えるような展示にしてゆきたいと思っております。
なお、私は9日(火曜日)と19日(金曜日)に会場におります。また、初日にはオープニングパーティも予定されておりますので、ぜひ、みなさまお出掛けください。

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2009年05月16日

W.K._House(R)---つっぱっています

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「W.K._House(R)」は工事も佳境を迎えています。
玄関の框をしっかりと固定するために突っ張り棒をいれているところ。
玄関先で「とおせんぼ」されているみたいで、ちょっとおかしい。

「W.K._House(R)」はご家族の成長とともに
何度かの増改築を重ねてこられましたが、これが最後のリフォームということで設計が始まりました。
ご夫婦お二人の今の生活を大切にするために、階段の位置を移動してお茶の間的に使われていた食堂をゆったりとさせ、お風呂を移動して、ガーデニング大好きな奥様の手入れが行き届いたお庭を眺められるようににしました。
もちろん耐震改修もしっかりとやっています。

「W.K._House(R)」は6月14日に見学会を予定しています。
リフォームで生活が新しくなる実例をご覧ください。
見学会については詳細が決まりましたらまたお知らせさせていただきます。

2009年05月17日

S.H._House---高く塗れ!

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「S.H._House」は大工工事も完了し左官工事が始まっています。
1階からロフト階まで続く階段室は、
コンパクトで大きな(?)吹き抜けになっていて
そこの天井に漆喰を塗っていました。

「S.H.House」は1階が9.5坪、2階が9坪の18.5坪の家。
コンパクトな空間に楽しさをぎょっとつめた家です。
6月20日と21日の二日間で見学会を予定しております。
詳細は決まりましたらまたお知らせさせていただきますので
みなさまのおいでをお待ちしております。

2009年05月18日

KitKat---Hot!!!

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信州限定のおみやげです。
善光寺門前にある「八幡谷磯五郎」の一味唐辛子入り。

2009年05月21日

BirthDay Cake

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昨日のハーフビルド講座でのサプライズ。
ケーキが用意されていました。
嬉しかったです!
ごちそうさまでした。

2009年05月22日

18万アクセス達成!

2009年5月22日午後6時50分頃
af_blogは18万アクセスを達成いたしました。
キリ番を踏まれたのは
reireiさんです。
おめでとうございます。
reireiさんには記念のプレゼントを贈らせていただきますね。

次回は19万アクセスです。

2009年05月23日

建築家は豆腐をつくれないのか

建築家の丸山純夫さんと先日お話しした時のことです。
丸山さんは建築家の大野勝彦さんのところにお邪魔してきたばかりということで、大野さんの言葉を僕らに伝えてくださいました。

「建築家は豆腐を作れないのか」

大野さんはみなさんご存知の通り「セキスイハイムM1」の開発者です。彼の提唱した「無目的な箱」という概念は、現在、再評価されつつあります。いやいや、再評価というよりも、この概念にやっと時代が追いついたというところでしょうか。

それはともかく、大野さんの言うのは
豆腐は買ってきて冷奴にもなればお味噌汁にも入るし、焼いてステーキにもできる。あるいは、あげれば厚揚げや油揚げになる。豆腐は目的に応じて様々に姿を変える便利なものです。豆腐はそういう「便利な素材」という意味なんだそうです。素材というより食材でしょうか。

「様々な料理に使ってもらえるような食材としての建築」

これは建築をプロダクト化することではないですね。
プロダクトは目的がはっきりしているわけで、食材は多目的です。

建築家は利用価値の高い多目的な箱をつくれないのか。

大野さんの言葉はそういう意味に読み取れそうです。

「無目的な箱」から「多目的な箱」。
この違いは言葉尻を超えて大きいような気がします。

2009年05月25日

第一期 家づくり学校が開校しました

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昨日のことになりますが
第一期家づくり学校が開校いたしました。

第1回目の昨日は
元新建築住宅特集編集長の豊田氏を案内役に
若手建築家として活躍されているTNAの武井、鍋島両氏をお迎えし
「建築家になるためには?」というテーマでのシンポジウム形式で行いました。
前半はTNAのお二人に建築家として独立した経緯をお話しいただくとともに代表作をご紹介いただきました。
後半は豊田氏を中心に、家づくり学校の校長を務められる建築家の泉幸甫氏、副校長の川口通正氏を交えて、建築家になるということについての興味深くもリアルなお話を伺うことが出来ました。とても内容の濃い第1回目となりました。

講義の後は場所を移動しての懇親会。
受講生に聞くと、こうした学校を待ち望んでいたという声も多く、運営に携わるものとして嬉しい限り。私も、12月の第8回目に「木を通して考える」というテーマで講義を受け持ちます。少し先になりますが、受講生のみなさんの期待に応えられるような内容にしたいと思っています。

公式ブログ

2009年05月26日

W.K._House(R)---完成見学会のお知らせ

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こちらのブログでも工事の様子をお伝えしてきました
「W.K._House」ですが、いよいよ完成となります。
耐震診断による補強工事も行った大規模な改修工事です。
建て主様のご厚意により完成見学会を行いますのでみなさまのお越しをお待ちしております。

期日:6月14日(日曜日) 午後1時から4時まで
場所:埼玉県蕨市 お申し込みいただいた方に詳しい案内をお送りいたします
申し込み方法:メールでお申し込みください。

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2009年05月28日

すばらしいサッカー

まずは、バルセロナのビッグイヤー獲得を
心から祝福したいと思います。
それにしても、マンチェスターユナイテッドは何も出来ませんでしたね。

リーガエスパニューラは観ていないので
バルサのサッカーを今季初めてちゃんと見たのですが
すばらしいサッカーでした。
このすばらしさをどう表現したらいいのでしょうか。
バランスのよさがまずはあげられます。
熟練のプレイヤーと若手のプレイヤー。
それと全員が全員のポジションを把握しているプレイ。
自分がいるべきポジションを全員が間違いなく正確にわかっている。
チームとしての完成度。
これがなくては、あのようなパスサッカーは出来ないでしょう。
美しいサッカー。
力任せのところが一切ないサッカー。
素敵でした。

そういえば、三年前でしたでしょうか。
アーセナルとの決勝。
その時はアーセナルのユニフォームを着ていたアンリが
今度はバルサのユニフォームを着て頂点を手にしました。
アンリにも祝福を送りたいと思います。

バルセロナ、すばらしいサッカーをありがとう!

2009年05月29日

とまと・もろへいや

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トマトの種を蒔きました。
トマトの芽が出てきました。

軒の下 どこへのびよう トマトの芽

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2009年05月30日

「1Q84」---村上春樹

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「1Q84」
著:村上春樹 出版:新潮社
amazon→12

いよいよ発売されました。
mixiで、27日の午後から書店にならんでいるという情報を見て、その日の夜に本屋さんへ。29日発売だから前日には書店にならぶだろうとは予想していたのですが、さらに一日早く入手できて「そわそわ」です。でも、27日は早く寝て早朝に起きだしてサッカーを観ていたので、まだまだ一巻目の200頁を過ぎたところ。ここまで読んだだけでもすごく面白い!ひとつひとつの言葉が、すーっとスポンジに水がしみ込むように身体の中に入ってゆく感じです。
感想はまだ書きませんし(あたりまえですが)本の内容には全くふれません。ひとつひとつの言葉がとっても大切なものとして、それが人の名前でも、本を開けた瞬間に読者と初めて出会うことを待っている、そういう本だと思うからです。
今日も続きを読みます。

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