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2009年06月 アーカイブ

2009年06月01日

S.H._House---完成見学会のお知らせ

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かねてより、工事の様子をお伝えして参りました
「S.H._House」もいよいよ完成となります。
この機会に建て主様のご厚意により完成見学会を行うことになりましたのでお知らせいたします。

日時:6月20日(土曜日)、21日(日曜日)
   両日とも 午後1時から午後5時まで
会場:豊島区椎名町
見学方法:お申し込みいただいた方に詳しい案内をお送りいたします。
     お申し込みはメール

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2009年06月04日

一級建築士定期講習を受けてきました

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建築士法という法律があって
その法律の改正で建築士は3年ごとの定期講習をうけることが義務付けられました。
本当は、是正措置で、法改正から3年の間に受講すればいいのですが
早めにすませておこうと、今日の講習に申し込んだのでした。
午前中に2時間半、午後に2時間半、あわせて5時間の講習の後
くたくたになりながらのテストです。
講習会を受けてもテストに合格しないと受講したことにならないのですね。
テストはテキストを参照できますが、
出題範囲が広いので
講義をしっかり聴いていないと、
何が問われているのか、どこを見たら良いのかわからない、というもの。
集中しないとわけがわからなくなりますね。
しっかり勉強するための講習会でした。
テストの結果は7月末だそうです。
まだ、管理建築士の講習会も受講する必要があります。
建築士もなかなか大変なのです。
ちなみに、大勢の方が3年ぎりぎりまで粘って受講しようとしているためか、受講率が低く、このまま3年後に受講者が殺到すると、講習をする側のキャパシティを越えてしまうから、早めに受講してくださいと、担当の方は言っていました。

2009年06月05日

花薫る

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圧倒的なのはバラの花。
その香り。
この強烈さは他にはない。
白日夢の揺らぎ。
風景が揺れる。

白昼の 日差しに薫る 薔薇の花

2009年06月07日

「1Q84」読了---そして

一週間で77万部発行されたとニュースで伝えられ
一部の書店では売り切れも出ていたとニュースで伝えられ
それは
発売まで最小限の情報しかリークしなかった売り方の功績だと
もっともらしく伝えられている「1Q84」。
情報が限定されていたための餓えの感覚は、しかしながら私にはありませんでした。
餓え、というよりも多くの方の期待がこの爆発的な売り上げを生んだと思います。

<以下、ネタバレではないのですが本の内容にはふれていると思いますので、未読の方はご注意を>

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2009年06月10日

「ちっちゃな家」展 が はじまりました

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昨日から銀座にあるタチカワブラインドショウルームにて
「A to A project」企画による
「ちっちゃな家」展が始まりました。
そして、昨日はオープニングパーティが行われました。
たくさんの方々においでいただきにぎやかなパーティとなりました。

会期は6月20日まで。
朝の10時から夜の6時までやっていますが
日曜日と月曜日は休館です。
私の当番日は19日の金曜日です。

会場は博品館の横ですのですぐにわかると思います。
お近くに行かれましたら、ぜひお立ち寄りください。

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2009年06月12日

「日本語が亡びるとき」---水村美苗

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「日本語が亡びるとき」
著:水村美苗 出版:筑摩書房
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「然し是からは日本も段々発展するでせう」と弁護した。すると、かの男は、すましたもので、「亡びるね」と云った。(「三四郎」夏目漱石)

敬愛する建築家玉井さんのブログで紹介されていたこの本。
日本語が亡びるとは過激なタイトルですが、本論は鋭利な刃物で日本語のおかれている現状を解体してみせてくれる刺激的な本。単なる過激なアジテーションだけで終わる本とは違います。その手さばきは構造主義、ポスト構造主義を連想させるところがありますが、著者自身が持つ日本語への熱い想いを、是でもかという冷静さで分析するその眼力こそが、この本の魅力なのではないかと思います。

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2009年06月14日

W.K._House(R)---完成見学会でした

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今日は、「W.K._House(R)」の完成見学会でした。
3時間という短い時間でしたが、多くの方においでいただきまして本当にありがとうございました。
これからリフォームされる方、現在、リフォームか建て替えか検討されている方、ご来場者の思いも様々でしたが、何か少しでも参考になるところがあれば幸いです。
今回のリフォームは、階段を移設することで、今までの不自由を一気に解決する大規模なリフォームです。
もちろん、耐震強度も断熱性能も向上させています。

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2009年06月16日

「ほぼ1円の家」---石倉ヒロユキ

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「ほぼ1円の家」
著:石倉ヒロユキ 出版:NHK出版
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「ほぼ1円の家」とは築年数が経過して評価額がほとんどなくなった「中古住宅」のこと。
そして、サブタイトルは「中古住宅ともったいないDIY術」。
現在、日本では住宅の評価額は築年数とともに年々下がり続け、ついには値段がつかなくなります。でも、値段がつかなくとも、まだまだ立派に使える中古住宅が多いわけです。評価額がなくなった、まだまだ使える中古住宅を土地の値段だけで購入することができるのです。つまり、家の値段は「ほぼ1円」ということになるわけです。

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2009年06月18日

祝!!!上棟

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とあるご夫婦のお宅が上棟しました。
様々な苦労の末の上棟です。
陰ながらサポートさせていただいた私も感無量。
多くの汗と多くの気持ちがあってこその上棟でした。
皆さん、本当にお疲れさまでした。
完成まで、ひと踏ん張り、ふた踏ん張り。
微力ではありますがサポートできることは最後までやらせていただこうと思っております。

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2009年06月19日

今日は銀座です

19日の今日は銀座で行われている「ちっちゃな家」展の当番日です。
朝の10時から会場におりますので
銀座方面にお出かけの際にはぜひお立ち寄りくださいませ。
会場は銀座通りに面したタチカワブラインンドショウルーム地下一階。
銀座通りの新橋寄り。博品館となりです。
明日の20日は、「ちっちゃな家」展の最終日。そして、S.H._Houseの完成見学会です。

2009年06月21日

S.H._House---完成見学会 終了いたしました

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昨日と今日の二日間で行った
「S.H._House」の完成見学会が終了。
両日ともにたくさんの方にご来場いただきましてありがとうございました。
銀座の「ちっちゃな家」展も昨日で終了。
「ちっちゃな家」展でご紹介させていただいた
「shijimi_House」は建築面積で6.5坪でしたから
「S.H._House」の9.5坪はとっても広いなあなどと
わけのわからぬことを考えていたのですが大きくはないことに間違いはないわけで
ご来場いただいた方の反応にそれを知るという何とも不思議な見学会でありました。
そのなかで、ご来場くださった方々がみなさんが「広々と感じる」と言葉にしてくださったことは、設計者冥利に尽きるというもの。様々な寸法と光のアイデアで空間に変化をつけることで、空間は一変します。それも今までの経験の積み重ねの成果です。
というわけで、今後とも、良い家をつくってゆきますのでよろしくお願いいたします。

2009年06月23日

奪われた物語を取り戻す物語--語られない物語

その少女の両親はカルト宗教の信者。
厳格な教えの支配の下、少女は幼年期を過ごす。
給食の時間も奇妙なお祈りの言葉を声を高くして唱える。
そんな奇妙なお祈りを唱える友達はひとりもいない。
孤独。
そして、孤独を通り越した孤立。
物語とは人と人の関係をつむぎだすことだ。
人は誰もが自分自身の物語を語ることで自分の人生をつむぎだす。
人とつながり、社会の中の自分自身を見つけ出すこと。
物語は人と人を結びつけるために強く必要とされている。

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2009年06月25日

清家清さん 再発見

「あたり前の家」ネットワークというのがあって
昨日はその総会とシンポジウムに参加してきました。

シンポジウムのなかのプログラムに
堀啓二さんの「名作に見る小さな家の魅力」という講演会がありました。
江戸時代の長屋から小さな家の系譜をたどってくださったのですが
その中でも清家清さんの自邸が目を引きました。
もちろん、学生時代から清家清さんの自邸は作品集などで穴があくほど見てきましたが、今回は他の小さな家と併置して並べて見ることができて、他との違いが際だった感じがしました。
まさに、清家清さん再発見です。

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2009年06月27日

W.K._House(R)---飾り棚

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先日、お引き渡しをすませた「W.K._House(R)」。
生活が始まり、造り付けでつくった飾り棚に奥様のコレクションが並んでいました。
住まい手がアレンジできる場所は住まいの中でとても大切な場所になります。

2009年06月29日

MARK ROMANEK---DIRECTORS LABEL BEST SELECTION

MARK ROMANEK---DIRECTORS LABEL BEST SELECTION
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かっこいいって良い、こんなに素直になれたのは久しぶりのような気がします。
カズオ イシグロの「わたしを離さないで 」映画化を知ったのはiGaさんのブログでしたが、そこで、監督がマーク・ロマネックという人物であることも知りました。
調べるとミュージックビデオで有名な人。(それまで知らなかった私も不勉強です)
さて、どんな人があの小説を映像化するのだろうか、という興味から彼のビデオクリップ集を購入、その表現のカッコよさに脳天を強打されたような感じがしました。
特にマドンナの「レイン」。坂本龍一が出ていたりしますが、水という表現が秀逸。
まあしかし、これがアートであるかどうかは議論が分かれるところでしょう。こういうとってもポップな表現はえてしてアートとしては敬遠される傾向があるからです。
ともかく、彼の手になる「わたしを離さないで」は大変興味あるところに違いないのは間違いのないところ、なのです。

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