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今回の宮崎研修旅行の2日目は「ランバー宮崎」さんへ。
そこで見つけた杉の集成材です。
関東近県ではほとんどお目にかかることのない杉の集成材。
宮崎県では普通に流通しているのだそうです。
そういえば、長野に行った時には唐松の集成材がたくさんありました。
ところ変われば、ということでしょうが、杉の集成材については、もっと流通して欲しいなあと思いました。
昨日は朝から晴れていたために予定通り運動会が始まったのですが、最初の競技から大粒の雨が降って来て中断。本日に順延となりました。なんだか2回も運動会をやったようで、子供たちは特をした気分になっているかもしれませんね。
我が家は今年から二人とも小学生ですから、運動会も一回で終了。昨年までのように、幼稚園の運動会と小学校の運動会が一週間ごとにやってくることもなくなりました。そして、小学校の運動会では幼稚園のように保護者競技はありませんから、私たちはもっぱら観戦と応援に徹します。こうして、子供たちの行事が少しずつ親元から離れてゆくのでしょうね。
まあともかく、二人とも白組で、今年の運動会は白組の優勝で幕を閉じました。これから子供たちと祝杯をあげたいと思います。
昨日、国立博物館「皇室の名宝」でみてきた若冲ですが、
やはりプレビューでも多くの人が集まっていました。
そして、昨夜、プレス用の画像データが届きました。
そのメールの中にこんなお題が。
「もし1点だけ持って帰れるならどれにするか? どこに飾りたいか?」
若冲の作品で言うとどうでしょうか?
「紅葉小禽図」なんて良いかもしれません。
でも、飾るところをなくした現代の家には似つかわしくないのでしょうね。
昨日は銀座に行ったついでにギャラリー小柳で開催中の杉本博司さんの個展を観てきました。
大判のフィルムを扱っている時に冬場などは静電気が発生してフィルムがダメになってしまうのだそうです。そのダメになったフィルムを現像してみると、そこには放電現象の陰影が写っていた。そこから発想してつくられた作品群。タイトルは「放電場」です。
自然が作り出す偶然のかたちをフィルムに収める。
一体どうやって撮ったんだろう?と考えるのが杉本さんの世界への入り口なのかもしれません。
10月10日まで。
ジョン・カサベテス DVD-BOX
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生誕80周年記念でHDリマスターされたカサベテスの代表作をあつめたDVD BOXが発売されます。
収録されているのは
○アメリカの影 HDリマスター版
○フェイシズ HDリマスター版
○こわれゆく女 HDリマスター版
○チャイニーズ・ブッキーを殺した男 HDリマスター版
○オープニング・ナイト HDリマスター版
これに、カサベテスのドキュメンタリーが付いた6枚組です。一番有名な「グロリア」が入っていませんね。
体育の日の三連休に、家内の実家の松本に行っていました。
松本から少し足を伸ばして別所温泉へ。
これは安楽寺の国宝「八角三重塔」です。
鎌倉様式の端正なつくりの建物です。
鎌倉様式は良いですね。歴史的な建物の中でも一番好きかもしれません。
iPhoneで撮れば、こんな写真も簡単に出来ちゃいます。
今日は「T.K.M._House」の一年点検でしたが、近くにある「伊藤」というラーメン屋さんについつい行ってしまいます。
「そば」「肉そば」の2種類のメニューに
「大盛り」「汁増し」というオプションがあるだけ。
写真は「肉そば大盛り」。
ぎゅっと凝縮した味わいがたまらない一品です。
「ついていく父親 胎動する新しい家族 」
著:芹沢俊介 出版:春秋社
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「家族のエロス」という概念からこの本は始まります。
精神学者ウィニコットの<する><ある>という考え方から<母=乳房>として子供にとっての乳房がそこに<ある>ということの大切さをとりあげ、母と子、そして家族同士の一体化を「家族のエロス」とします。家族にはエロスが必要であること、エロスによって家族が子供を受け止めてあげることが家族には必要であることがこの本の出発点です。
「家族のエロス」から家族を四つに類型化します。
10月13日になりますが、竹橋の東京国立近代美術館で開催中の「河口龍夫展 言葉・時間・生命」のプレビューに行ってきました。今回のプレビューはTwitterユーザー限定のレセプションへのご招待。つぶやいた人の中から抽選で選ばれるという仕掛け。私もちょっとつぶやいてみたら見事当選したというわけです。
「黄金のシカン展」「皇室の名宝」に続いて、ブロガーであったりツイッターであったり、インターネットの世界に何か発信している人たちにむけて、こういう機会が設けられるというのは、今の時代の一つのあらわれなんだと思います。マスメディアではなくミニコミ、口コミの有効性が認識されてきています。
「グーグル的思考」
著:ジェフ・ジャービン 訳:早野依子 出版:PHP出版
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「グーグル的思考」という言葉があるそうです。それは、「グーグルならどうするか?」と考えることです。
グーグルとはインターネット検索のプラットフォームです。世界中の人が毎日毎日グーグルの窓にキーワードを入れて検索し何かの情報を得ようとしています。グーグルはそれに見合う情報を提供するプラットフォームになっている。それゆえ、グーグルに検索されやすい環境を作ることが勝者への道となります。
「グーグルジュース」という言葉がそれを言い表しています。
「グーグルジュース」とは、インターネットの世界でより多くクリックされリンクされると、それが基盤となりさらに多くのクリックとリンクを得ることが出来ることをさしています。
グーグルは今まで有料であった様々なサービスを無料で開放することで「グーグルジュース」の状況を作り上げてきました。これは今までにないビジネスモデルです。
情報のネットワークがより多くの人々の注目を集めています。
インターネットはブログやツイッターと言うツールによって、個人が世界に情報を発信することを可能としました。個人の発信が力を持てるようになったのです。個人の力で発信される情報はそれだけでは信憑性が疑われます。しかし、インターネットという世界で相互につながることで情報の信頼はどんどん上がってゆくことになります。よりリアルな、生々しい情報が世界中で共有されることになる。その実態が「グーグル的」世界です。
「グーグル的思考」で世界を眺めてみること。もちろん、すべてがグーグル的な思考で解決されるわけではありません。しかし、そこにはかなり有効な思考のヒントが、閉塞しがちな現況打開のアイデアがあるのでは、というのが本書です。
建築設計という分野の私にとってもとても面白く興味深い内容の本でした。
多くの人にお薦めしたい本です。
昨日から、いよいよ「ginkgo_House(R)」の工事が始まりました。
築40年ほどのマンションのリフォームです。
水回りをすべて含めた全面改修となります。
千葉県は大多喜の森の見学会に何度もお越し下さった方。
もちろん、千葉家の杉材をふんだんに使ったリフォームとなります。
オカメインコのペットたちのための工夫もあります。
完成は2ヶ月後の予定です。
「アンヴィル!--夢を諦めきれない男たち」の特別試写会に行ってきました。
ヘヴィメタルバンド「アンヴィル」の音楽系のドキュメンタリー映画です。
ヘヴィメタルというと、正直に言うと私もあまり得意なジャンルではありませんが、この映画は音楽のジャンルを超えた素晴らしさを持っています。
昨日は工事が順調に進んでいる「Haru_House」の現場に行ってきました。
現場の壁の上の方に奇妙な台がついています。
梁で補強したところだったので、梁を一時的に引っかけておくためのものかと思って聞いたら大間違いでした。
さて、では一体これは何でしょうか?
昨日届きました。
先日、茅葺き屋根の解体工事を見学させていただいた可喜庵で、建築家広瀬謙二氏のSHシリーズについてのお話を聞くことが出来るということで、土曜日になりますが出掛けてきました。講師はお弟子さんである矢野和之氏。ただし、会場は可喜庵から変更になってお隣の鈴木工務店さんのモデルハウスになっていました。
今、広瀬氏のSHシリーズをこうして拝見していると、そのプロポーションの美しさにあらためて驚かされます。建物のプロポーション、開口部のプロポーション、架構のプロポーション、部材のメンバーのプロポーション。そこに美しさを追求した氏の足跡をはっきりと感じることが出来ました。
一つ面白かった話。有名な話かもしれませんが、氏がどうしてスチールハウスの道を進んだかという理由。それは、木造だと大工さんが図面を観る見ないに関わらず自分の判断で仕事を進めてしまう。それが大工さんの力量と言うことでもあるとは思うのですが、それでは建築家の立ち位置はどこにあるのか、ということになります。特に技術、という点に関して建築家がコントロール出来なくてどうするのか、という問いが氏のなかにあったと言います。
スチールハウスならば建築家が描いた図面がなくては始まらない。それでは、スチールハウスを追求しよう。そこに建築家と技術を結びつけるものがある。と、そういうことだたようです。
建築家とは一体なんなのか?深い問いかけがそこにはあると思って家路につきました。
This Sunday, October 25th @ 8:30 p.m. (PT) tune into the world's biggest band performing on the world's largest stage. YouTube and U2 have joined forces to live stream U2's performance this Sunday at The Rose Bowl Stadium.
日本時間10月25日月曜日午後12時半より。
なんとU2のライブがYouTubeで生放送されました。
生放送に引き続き再放送がループして流れております。
私は、運良く3回目の再放送を、たった今、観ております。
再放送は何回あるのか不明。
専用サイトはこちら。
全世界へむけて音楽のメッセージです。
メッセージはFreeです。
今朝の毎日新聞に載っていたコラムです。(クリックすると拡大します)
読んで、いろいろなことを考えてしまいました。
私も二世帯住宅の設計を依頼されることが多く、ご両親の世帯と若夫婦の世帯の関係についていつも頭を悩ませ、それぞれのご家族に一番あった「かたち」を作り上げることに集中します。
家を新築する前から同居していた二世帯のご家庭でしたら、今までのルールを見直すことで、二つの家族の関係性が導き出せるでしょう。設計のプロセスとしても、今までの生活の見直しを最初にしてもらうことになります。これからの生活をより良いものにするための問題点の洗い出しとその解決方法の検討ですね。
セルフビルドで家作りを進めておられる
スイス人のハンスさんです。
ひょんなことからハンスさんのセルフビルドをサポートさせていただくことになりました。
セルフビルドの家庭教師、案内役です。
デザインや作り方、素材など、ご自分で使いたいもの、やってみたい方法があって、それをうまくやるための専門家からのアドバイスを求められています。
昨日は横浜の現場まで出かけて、出張家庭教師でした。